「お金のない社会」のインタビュー(5)

<国民に納得してもらうためにどうする?>


「生活からお金を無くすなんて誰も考えませんよ」
「お金が無いと生きていけない社会ですからね」
「お金が無くても社会が成り立つなんて
 それを国民に納得してもらうにはどうすれば?」
「今までそれで苦労しているんですよ(笑)」


「毎日のようにテレビで言ってますよね
 金融破綻、財政破綻、経済破綻の話が
 きっかけになるんでしょうか?」
「お金を稼いだりお金を増やすことを考える。
 そういう人も多くなりました。
 ところがね、日本国が破綻してしまえば
 個人レベルで頑張ってもどうにもならない。
 それに気付くきっかけが今なんですよ」


「それでも国の政策は経済優先ですよ?」
「政治家は現状を安定化させることが仕事です。
 政治家を責めることは出来ないんですね」
「政治家に出来ないのなら?」
「国民が変わるしかないんです」
「で、どのように?」
「俗に言う意識改革です」


「で、具体的な意識改革とは?」
「こういう話し合いを多くの人がすることです」
「今のままじゃいけないと言うことですか?」
「そうです。今のままじゃいけないから
 これからはお金に頼るのではなく
 助け合って生きていける方法を皆で考えようって」


「スピードが求められますね」
「だから、テレビなどマスコミが話題にして
 多くの人が議論してくれればいいんだけどね」