僕は何をしたら良いの?(初老期)

子供を育て子供が成長し独立していく。
まるで小鳥が巣立っていくように。
残された夫婦はどう生きるんだろう?

お金が無いと生きていけない社会だから
お金を稼ぐことに専念し家庭をかえりみなかった。
それでも家庭のためだと信じて。

残りの人生が少なくなることに気が付くんですね。
そうすると生き方・考え方に変化が起きるんですよ。
今のままじゃいけないんじゃないかって。

若い頃は定年後の楽しい計画を立てていた。
老いてくると計画通りにいかないことに気付くんです。
「こんなはずではなかった」って。

若い頃は自分が楽しくなることに力を注いできた。
結婚すると夫婦の楽しみに喜びを感じ。
子供が出来ると子供中心の生活になり。
子供が巣立っていくと何かが物足りないんですね。

それまでは何かと損得勘定で生きてきた。
少しでもお金を稼ぎ貯金を増やし損をしないように。
それで人生が充実してきた。
それがむなしくなる時期が訪れるんですね。

物や財産で心休めることが出来なくなるんです。
「得を得る」ことより「徳を得る」ことに変化するんですよ。
「損得勘定」が「尊徳感情」へね。

仕事が「やりがいのある仕事」より「生きがいのある仕事」へ。
少しでも高収入を求めるのではなく
少しでも社会貢献できる仕事をしたくなるんです。

本当にしたかったこと
本当に大好きなこと
それが社会貢献になればすばらしい生き方ができます。

「俺はそろそろ定年になるけど君は何か計画はあるの?」
「僕は今の環境蘇生化運動を続けるだけだよ」
「そっか〜、君はやるべきことがあるからいいよな〜」
「定年になっても今の会社で働けるんじゃないの?」
「働けるけどね〜、違う仕事もやってみたいし」
「どうせ働くんだったら慣れた仕事のほうがいいんじゃないの?」
「永年一つの仕事に専念してきたからね。
せめて元気のある間に違う仕事を経験してみたいんだよ」
「じゃあ職安に行ってパートやアルバイトで探してみて」
「自分の合う仕事が簡単に見つからないだろう?」
「自分に合うかどうかやってみないとわからんだろう?
それにダメだったらすぐ辞めればいいんだから」
「すぐ辞めるって俺のプライドが許さんね」
「ハハハハ・・そんなプライドなんかもう要らんよ。
何でも経験してみなくっちゃ人生楽しめないよ」
「そりゃあそうだ(笑)」

今まで避けてきたことに挑戦してみるのもいいね。
新しい自分を発見できるかも?