「あなたは１０年先の考え方なんだよ」って。
もう２０年以上前に言われた言葉です。
二十歳の頃毎年昇給する給料に疑問を持っていたよ。
毎年給料は上がるのはうれしいけど
物価がそのままと言うことはありえないって。
給料を上げるために物価を上げる。
物価が上がれば給料も上がる。
結局同じなんだけどね。
なぜ物の豊かさが訪れてきたのか？
それは
割賦販売が広まったんです。
月賦です。
ローンというやつです。
昔はお金を貯めて物を買っていたのに
今は先に物を手に入れて後からお金を分割で払っていく。
すべての人が物を手に入れたら？
物が売れなくなる。
だから
いつまでも物が売れるように
定期的に新製品を出してくる。
日本で売れなくなると
価格を下げるために外国で安く作る。
それで国内は仕事がなくなり
ますます・・・・
「銀行や保険会社や証券会社は潰れるはずはない」
そう思っていた頃
いずれ金融業も利益を上げられない企業になる。
いずれ行き詰ってしまうことはわかるんですよね。
いまだに経済成長を言うこと自体がおかしいんです。
成長はいづれ止まるものだから。
成長した経済はどうなるのか？
それはね
お金を必要としない「分かち合い」の世界です。
分かち合いの良さは何かわかりますか？
誰もが欲しいものを得ることが出来るんです。
所有する喜びはいつまで続きますか？
死ぬ時はすべてを放棄して逝かなければいけません。
だとしたら
所有権を放棄して
死ぬまでの使用権を確立しておけばいいのです。
死ぬまで自由に使っても良いという権利です。
ただし
管理責任は当然のごとくあります。
既成概念を取り除くことも一歩先の人生ですね。
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お金の無い社会を知ってもらいたいから。
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