「自分だけ」はありえない

こんな声を聞きませんか?


「就職難だからとりあえず大学へ行った。
有名大学を卒業しても
4年間大金を払って大学へ行っても
相変わらず就職難は継続中で就職は決まらない。
大学に行ってる間に
景気は回復すると思っていたのに。」


「40年間真面目に年金保険料を払ったのに
年金だけじゃ生きていけないじゃないか」


有名大学さえ出ていれば将来は保証されていた。
年金だけで死ぬまでゆとりのある生活が出来た。
すべてはお金で安心を得ていたんですね。


あのね
頑張ることは大切なんだけど
自分のために頑張るんだったら
今のシステムは自分の安心は不可能なんですよ。


これはね
自分だけきれいな空気やきれいな水を得るための
努力をするのに似ているんです。
一部だけきれいにする努力より
全部をきれいにする努力をしたほうがいいんです。


だから
自分だけお金をたくさん得る努力をして
お金で苦しむことのないようにすることより
すべての人がお金で苦しむことのない社会を作る。


自分が幸せになりたいのなら
周りの人が幸せになることに力を注ぐことです。


お風呂で例え話が出来ますよ。
大浴場で自分の周りだけお湯にすることは出来ない。
多くの人が入っても温まれるだけのお湯を入れれば
自分も温まることが出来る。
ね。


(2010年2月20日の日記より)


「マクロとミクロ(子供たちの未来のために)」

よく耳にする「マクロ」と「ミクロ」の言葉。
いろんなところで使われますね。


・マクロ
巨大であること。巨視的であること。また、そのさま。


・ミクロ
ごく小さいこと。微小。極微。「―の世界」
微視的であるさま。「―に眺める」


自分が子どものころは思わなかったことが
大人になって自分の子供が出来たら思うこと。


今を生きるのが精一杯だったのが
未来がどうなるのか心配になる。


子供のためにどうすればいいのか?
子供のために財産を残そうと頑張る人もいる。
子供のために人材を残そうと頑張る人もいる。
子供に生きる術を教えようと頑張る人もいる。


僕の知り合いの社長さんは
自社ビルと一億円の預金を子供にあげました。
聞いたときはうらやましいな〜って思ったけどね。


僕には子供のために何をしてあげられるんだろう?
子供が未来を安心と安全に生きてもらえるために
誰もが出来ること・・・
それは
「お金が無くても助け合って生きていける社会」
それを実現させることなんです。


楽をして生きていけるようにしてあげるのではなく
楽しく生きていける社会を作ってあげること。


自分の子供が良くなるために努力をするのではなく
全ての子供が良くなるために努力することがいいよ。

(2010年3月9日の日記より)