小説の下書きを書いてみよう(23)

身近な問題は自分が我慢したり注意すればなんとかそれなりに解決はできるが国際問題になると自分たちで何とかなるはずもない。


「先日は身近な問題について書いてもらったけど世界に目を向けてお金の要る世界の問題点を考えてみませんか?」美佐枝が提案した。


「そうですね、いろんな人から身近な問題点を書いてもらったけど、すでに出ている問題点と同じようなものでした、気になったのが世界の問題点が日本に影響があるってことでした」そこへ栄治が追記として「それに、急を要するって多くの人が言ってましたよ。グローバル化した世界だから身近な問題として考えたほうが良いって」とコメントした。


「それでは、すぐにでも日本に影響を与えるような外国の問題点を考えてみましょうか?」美佐枝が提案した。
そのとき稔がコメントを入れた「学校で先生が言ってたよ『難民の人たちを助けるために何をすれば良いか考えてみよう』って、僕はどうすれば良いかわからないから『難民にならないようにすれば良いじゃないですか?』って言ったんです」


「そうなの?先生は個人的にできることを考えてみようって言ってたんでしょうね。そして稔君は根本的なところに視点が行ったんですね。素晴らしいと思うわ」美佐枝が感心して褒めた。「ありがとうございます」


ここで美佐枝と栄治の会話が始まりました「稔君が言ったように難民を受け入れることより難民にならないように支援していく方が大切かもしれませんね。ほかに何か急を要する問題はあるかしら?」「原発事故が気になるという意見がありましたよ」「それはどの国も言える話ですよね」「日本から見ると中国や韓国の原発が気になるという意見でした」「それはどういうことでしょう?」


「中国や韓国で原発事故が起きたら放射能が黄砂と同じように偏西風に乗って飛んでくるということです」「以前中国で起きた高速鉄道の事故処理のように原発事故が起きたときの事故処理がずさんだったら放射能汚染も避けられないでしょうね」「困ったことになりますね」稔が真剣にコメントした。


これ以上難民が増えて日本が数万人レベルで受け入れるとしたらどうなるのか?
中国や韓国で原発事故が起きたら放射能汚染はどのくらい広がるのか?
外国の問題が日本の問題として考えなければならない。


近隣諸国の問題はこの程度ではないです。
日本の未来を考えると「早くなんとかしなければ」と思う話題が持ち上がってきます。