小説の下書きです(57)

国際支援団は国連中心で結成され世界中に参加希望を募集した。参加希望者は100万人を超え、企業は1万社を超え大学や研究所なども5千団体超える参加希望があった。


稔と幸夫は日本の心「和をもって貴しとなす」の精神を理解してもらうために世界中で勉強会をすることになった。栄治と美佐枝、素子は掲示板を活用して参加希望者の疑問や質問の対応に力を注いでいた。


彼らの努力もあって半年後には世界中で活動が始まった。当初200万人の支援団が月日を経るごとに希望者が増え子供たちのあこがれの仕事になっていた。


稔は中学生になって留学を兼ねて世界中で新しい世界の勉強会に奔走していた。
夢にまで見たもう一つの世界が順調に作られていることを実感し、最初の悩みであった国の借金のことは稔の頭の中にはなかった。


その後国際支援団は規模を拡大して「和をもって貴しとなす」が世界中に浸透し、軍事基地など軍備はもちろん核も解体されることになっていた。
そして
お金の要る世界からお金のない世界に移行するのも身近な話題になり世界中が一つの家族のようになっていた。

おわり