自然が教えてくれるもの

草を刈りながらいろんなことを考えます。
何のためにやっているんだろう?
いつまで続けるんだろう?
もっと合理的に出来ないだろうか?
もっと早く出来ないだろうか?
もっときれいに出来ないだろうか?
飽きずに続ける方法はないものか?
やめたらどうなるんだろう?
人生と同じように考えたらどうだろう?


いろんなことを考えると
赤峰勝人さんが書いた本を思い出します。
「ニンジンから宇宙へ」という本です。
内容は簡単に言うと
水も空気も光も、人間も地球も
この宇宙に存在するすべてのものは、
さまざまに支え合い、
お互いを生かし合っているというお話です。


昔の話だけど
本を読んで講演会も行ってみたけど
素晴らしい人です。


草刈をやっていると工夫するんです。
腰が痛くならない方法はどうすればいいか。
体力が消耗しない刈り方はあるのか。
飽きずに出来る方法は。
経験を重ねていくと出来るんですよ。


それは
どんな世界でも同じことが言えるんですね。
工場で働く工員でも大工の仕事でも
スポーツの選手でもマジシャンでも
人生の生き方にもあると思うんです。


僕は飽きっぽい性格なんです。
でも
好きなことは続けることが出来るんです。
飽きっぽいのになぜ続けることが出来るか?
好きなことをイヤになるのを避けるんです。


イヤにならない方法を考えるんです。
腰が痛くならない方法も
体力が維持できる方法も
意義を身に付ける方法も
全てに感謝できる方法も
なんとなくわかってくるんです。


例えるなら
水の中で泳ぎが出来るようになるって感じ。


草刈の話に戻るけど
義母が生きているときは
僕が草を刈って義母が草を集める作業でした。
僕が刈った草を義母が集めると
草刈が終わる頃には草集めも終わるんです。


ところが
僕のやり方は上だけを刈って下だけを刈って
上下の間を一斉に刈るというやり方です。
それでは
すべてが終わらないと草集めが出来ない。
いまは義母がいないから自由にやってます。


義母が生きていたころは
義母が喜こぶ顔を見たくて頑張ってました。
誰も喜ぶ顔を見れなくなったら
「この土地のご先祖さんが喜んでくれている」
そう思うようにしています。


暑いときは涼しい風を運んでくれますよ。
「ありがとうございます」と
心の中で言うと
「ありがとう」と
言ってくれている気がします。


体力がある間に
お金のない社会になればいいのにって思う。
そうすれば
多くの人と草刈が出来るのに。


世界平和とお金のない世界を実現する小説。
題名「12歳の少年が世界を変える!?」
http://ncode.syosetu.com/n3484dq/
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