新総理の所信表明の解説

新しい総理大臣が新時代思考だったら?
という設定で所信表明演説を考えてみました。
安倍総理との違いを解説してみます。


二 
「一億総活躍社会」を「一億総健康社会」に変更

<解説>
一億総活躍と言えば聞こえは良いですが、
多くの人に収入を得て税金を払って欲しい。
これが国の願いです。
国民は活躍したい思いはありますが、お金を稼ぐ
ための労働を強いられるのは苦痛です。

農家の人を見ればよく理解できると思います。
農業従事者の平均年齢は66歳を過ぎました。
お金を稼ぐために働きたいのではなく、使命感や
社会の役に立ちたいという願いが多いのです。
だから
いつまでも健康でいたいという希望を叶えたい。


(教育無償化)を(すべて無償化)に変更

<解説>
教育は国民が自由に受けられる権利です。
それが
お金のある人だけの権利ではいけません。
お金のない社会では無償化は当たり前ですね。


(一億総活躍社会)を(一億総健康社会)に変更

<解説>
先ほど述べましたが補足しますと、
自分が「やりたいこと」や「やってみたいこと」
社会に役立つことなら何でもやれる環境を作る。
それは
お金が無くても健康で生きていけるシステムを
作ることが本当の活躍社会だと確信しています。


(全世代型社会保障)を(全国民社会保障)に

<解説>
全世代型と表記しないで全国民と表記します。
それは
すべての国民が無償の保障を受ける権利があり、
保障に格差を作ってはいけないからです。

 

三 
「地方創生」はそのまま「地方創生」です。


(成長戦略)を(地方活力戦略)に変更

<解説>
経済的に成長することを強調していますが、
それを
地方の特徴を活かし若者から年寄りまで楽しく
働ける環境を作ることを指示します。


(農産物輸出)を(安全農産物生産)に変更

<解説>
地方が誇る農林水産物の輸出を増やすことより、
世界が求める農産物は海外に送りますが、
日本国内で消費することを目的で生産します。
それは
食糧自給率を100%にする必要があるからです。
海外には技術提供などで食糧生産の協力をします。


(災害に強い故郷(ふるさと)づくり)
 というタイトルに変更はありません。

<解説>
「三年間集中の防災・減災、国土強靱(じん)化
の緊急対策を着実に実行することで、災害に強い
故郷(ふるさと)づくり」とありますが、地震
津波に耐えられる対策を実行するとともに、移住
が自由に出来るシステムを作り犠牲者を一人でも
出さない地域作りを行います。


(中小・小規模事業者)を世界参加型にし、
(世界参加型中小・小規模事業者)とします。

<解説>
いままで外国人観光客に頼った経営でした。
下請け格差も大きな問題でもありました。
それをすべて解消するために
あらゆる事業者が国内はもちろん世界へ向けて
自社の技術や経験を活かせる環境を創ります。


(経済最優先)を(経済から世界平和最優先)に

<解説>
国内の経済を優先するために生活困窮者が増えて
将来を危惧する若者が増えています。
しかも
米中の関税問題や経済制裁などで一触即発です。
これ以上諸外国との輸出入での駆け引きで混乱す
ることのないように世界平和実現に舵を取ります。
そうすれば
国民が必要とする資源や食糧は調達出来ます。

 

四 
外交・安全保障
我が国は、これからは、世界平和の旗手として、
自由で公正なルールに基づく協力圏を、世界へ
と広げてまいります。
技術交流、文化交流など、あらゆるレベルでの
交流を拡大し、すべての国や地域との関係を新
たな段階へ押し上げてまいります。
そして、世界平和実現を目指し軍事力での防衛
を不要なものにして参ります。

<解説>
自由貿易の旗手)
安倍総理の所信表明では
日本が「自由貿易の旗手」として自由と公正を
旗印として経済圏を広げる話をしています。
それを
世界中の国が一つの組織として考えて、互いが
必要とする資源や技術を分かち合う関係を作る。

<解説>
(地球儀を俯瞰(ふかん)する外交)
安倍総理
日米同盟を基軸としながら・・・
自由で開かれたインド太平洋を実現すると。
そして
北朝鮮や中国、北方領土など一部の地域を重視し
ていますが、新しい所信表明では世界平和実現を
目指すことで地域の紛争を解決することです。

<解説>
(新たな時代のルールづくり)
海洋プラスチックゴミを初め環境を破壊するゴミ
が大きな問題になっています。
循環型システムが必要だと思います。
安倍総理は「大阪トラック」というデジタル経済
を国際的なルールにしてデータの自由流通を提案
しています。
それを世界中で活用すれば良いと思います。
世界平和実現のきっかけにもなります。

 

五 
おわりに
その道しるべは、憲法です。令和の時代に、
日本がどのような国を目指すのか。
その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会では
ないでしょうか。
改めて憲法の改正を論議していただきたい。
日本国政府が日本の平和と安全を守るために
世界平和実現に行動を起こすことを明記すること
が必要なのかどうか?

<解説>
安倍総理
「日本がどのような国を目指すのか。
その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会では
ないでしょうか。」
と述べています。

変えたほうが良い憲法があるのか?
変えないほうが良い憲法があるのか?
いずれにせよ
ここで考えるべきことは
「日本の平和と安全を守るため」です。

防衛だけで日本の平和と安全は守れないこと。
それは
誰もが実感している現実です。
だからこそ
憲法を考えるのであれば
世界平和実現に行動を起こすことを明記する。
それが
今必要な政策だと思います。