興味のない話しは苦痛だよね

もう何年も会っていない社長さん。
会うたびに自慢話をしていました。
「わしの若いころはの〜」って長々と。

その社長さんはある時変化したんです。
僕の生き方に興味を持ったんですね。

社長さんは自社ビルを持ち一億円の資産家。
僕は女房のほうが収入が多く借家住まい。
社長さんは将来に不安を抱え
僕は将来の不安はまったく持っていない。

社長さんは自分の話をするより
不安を持たない生き方に興味があったようです。
かなり質問攻めにあいました。

社長さんは自分の生き方に自信を持っていて
自分なりの人生論は持っていたんです。
行きつく所は「お金でしあわせになれる」でした。

財産をいっぱい持ったのに不安は解消しない。
その原因は社長さん自身が作っていたんです。
「わしが死んでも家族には安心させたい」って。
いっぱい財産を作ってきたんです。

早い話が「自分が必要とされていない」という
環境を自分が作り出していたんですね。

僕はこう言いました。
「お金より自分が必要とされる生き方がいい」と。

興味のなかった話しが興味のある話に変わった時
多くの時間を割いて語り合いました。

あの社長さんは今どうなったか?
数ヶ月前ちょっと見かけたんですけどね。
自分の土地で家庭菜園をやっています。
夫婦仲良く。