生きることが楽しい社会1(会話シリーズ)

 お金のない社会は生きることが楽しい社会。
なぜ生きることが楽しいんだろう?
いろんな疑問や意見を出し合ってみましょうか。


「すべてが無料なら働かなくてもいいの?」
「そうじゃないよ」
「だってお金を稼ぐ必要がないんでしょ?」


「得るために働くのがお金の要る社会
与えるために働くのがお金のない社会なんだよ」


「与えるだけじゃ得ることができないじゃないか」
「みんながボランティアで働くとどうなる?」
「・・・・?」
「必要なものを必要な量だけ作るんだよ」
「みんなが必要とするもの?」
「そうだよ」


「誰もお金を要求しないんだったらタダだよね?」
「そうなんだよ」
「お金を得るために働くんじゃないんだね」
「だから、生き方が変わるんだよ」


「恋愛事情も変わるんだろうね?」
「高収入、高学歴はまったくなくなるよ(笑)」
「どんな人を選ぶんだろう?」
人間性を重視するよ」
「見た目もでしょう(笑)」
「好みと言うのがあるからね」


「自分の理想の相手を見つけるにはどうすれば?」
「自分が理想の人になることがいいかもしれないね」
「人の成長の仕方が変わってくるんだね」


「人と比較して成長するんじゃないんだよ」
「競争は成長のために良いって聞いたよ」
「自分と競争することが良いよ」
「どういうこと?」
「昨日までの自分との競争だよ」
「なるほど、昨日の自分よりもっと良くなるってことね」


「人と比較するのではなく自分と比較するの」
「これなら誰にも迷惑はかからない(笑)」
「すべては自分自身なんだよ」


「自分が成長すれば社会が成長する」
「良いこと言うね〜♪」


「お金のない社会の生き方はわかったけど
考え方は違うの?」
「考え方で生き方の行動が決まるんだよ」


「で、どんな考え方が良いと思うの?」
「細胞と体の関係は覚えてるだろ?」
「一人の体は60兆個の細胞で出来ているってこと?」
「そうね」
「個は全体のために存在するってこと?」
「そうだよ」


「それで?」
「自分さえ良ければいいって思ったことある?」
「そんなこと思ったことないよ」
「思っていなくても、そうしていることはないの?」


「どんなことだろう?」
「買溜めとか預貯金とか蓄えることだよ」
「それは・・・・常識でしょう?」
「当然だと思うことが罪悪感をなくしているんだよ」
「そんなこと言ったって・・・・」


「飢餓や貧困で苦しんでいる人たちを知ってる?」
「世界的に見ればいっぱいいるよ」
「経済大国のアメリカや日本でもいるのは知ってる?」
「・・・・・」
「飢餓で苦しんでいる人の前で大食い大会ができる?」
「・・・・・」
「体で言えばすべての細胞が健康じゃないと困るんだよ」
「世界中の人が健康なら地球も健康でいられるんだね」


「周りの人を幸せにすれば幸せの中で生きていける」
「そんな話も聞いたね♪」
「人に迷惑をかけないことは大切だけど
まず、人が喜ぶことをしようという考え方がいいよ」
「まず、自分が幸せになることばかり考えていたよ(笑)」
「同時進行が大切だと思うよ」


「別々のことは同時にできないよ」
「常に同じ価値観で考えることが大切なんだよ」
「体と一つの細胞との関係という考え方だったね」
「お金のない社会は考え方がシンプルなんだね」



「生き方考え方はなんとなくわかったけど
それで本当に楽しい人生になるの?」
「楽しいという基準は人によって違うだろうよ
でもね、個人の自由さは多くなるんだよ」


「お金を稼ぐ必要はないからね♪」
「お金の要る社会ではお金は自由を得るために
必要だと言う経済学者もいたくらいだからね」


「生活に必要なものを手に入れることができれば
自分らしく生きていけることに焦点がいくよ」
「自分がやりたいことが出来るってことよね?」
「そうだよ、何にでもチャレンジ出来るんだよ」


「やるべきことさえしっかりやっておけば
やりたいことが自由に出来る」
「やりたいことがやるべきことでも楽しいよね」


「やるべきことって働くことでしょ?」
「そうだよ、どんな社会でも働くことは生きること
お金を稼ぐことではなく生きるために働くんだよ」


「趣味がそうなるといいな〜♪」
「趣味が義務になると辛いけどね(笑)」
「それでも楽しいと思うよ」
「転職は自由に出来るんだからね」


「それに働く時間も少なくなるんでしょ?」
「そうだよ、勤務時間も自由に変えられるしね」
ラッシュアワーってなくなるんだろうね」
「そうだよ、行楽地も混雑することもないしね」


「働く時間は少なくて、自由な時間が多くなる
自分の人生をどのように活かすか?楽しみだね」
「お金を稼ぐ必要がないって素晴らしいことなんだ」


「自分の人生のシナリオを自由に描くのは楽しいね」
「ワクワクすることはまだまだいっぱいあるよ」