「自分さえ良ければいい」と思っていないのに

子どもの頃の話です。

友達を家に連れてきて遊んでいました。

母親が駄菓子を

人数分新聞紙に包んでおやつにして配ってくれました。



それぞれ自分の分を食べ始めたんですけどね

その中の一人が

途中で食べるのをやめて

「頂戴」って手を差し出すんです。



「自分のがまだあるじゃないか、ダメ」って言うと

「ケチ」って言うんです。

「どっちがケチなんだよ」



飢餓を無くす活動をしていた頃

思い出した子どもの頃の一コマです。



飢餓で毎日亡くなっている子供たちがいるのに

大食い大会をしている人たちがいる。



貧困で苦しんでいる人たちが大勢いるのに

お金をいっぱい蓄えている人がいる。



お金の要る経済活動は素晴らしいシステムなの?

お金が無いと生きていけない社会は変じゃないの?



誰も

「自分さえ良ければいい」って思っていないのに

飢餓や貧困が無くならないと平和は実現しないよ。



平和な世界にお金なんか必要ないよ。

助け合いの社会にお金は要らないんだから。