経済は消費者がいないと成り立たない

景気回復は年金生活者がカギを握っているって?
今日のニュースです。



>消費のカギ握る年金生活者、日銀に「ジレンマ」も
ロイター5月22日(金)配信

5月22日、日本では雇用や賃金の改善にもかかわらず、
消費は依然弱々しい。
その謎を解く1つのカギは年金生活者にあるとみられている。
(中略)
物価は上げたいが、物価が上がり過ぎては消費を押さえてしまうため、
日銀にとっての「ジレンマ」でもある。(以上)



お金の要る経済は世の中にお金が流通しないと成り立ちません。
お金を流通させるためには消費者がお金を使うことです。


お金を使って物を買うから物が生産されて物が流通します。
物が流通するからお金も流通するんですね。
景気が良いと言うのは物とお金がたくさん流通すると言うことです。


人間社会って物とお金で成り立っているんですよ。


物が行き渡れば生活費しか要りません。
とくに
年金だけで生活する年金生活者は余計なお金は使えません。
年金以外の収入がないから、残りの人生の生活が不安だからです。



日本に消費する人が少なくなると海外に消費を求めます。
先進国が発展途上国に大量生産、大量消費を求めるんです。
そして
発展途上国でも大量廃棄でゴミの山がたくさん出来ます。
世界はその繰り返しです。


そんなこと
誰もが知っているのに、なぜ止めようとしないんだろう?



お金のない社会だったら?
すべての人に必要なものを必要な量だけ作ることが出来ます。
そして
すべての生産物は完全循環システムで資源を無駄にしません。



消費は景気のためではなく楽しく健康で生きていくためです。
お金の流通ではなく心の流通で人間関係も健全ですよ。