武器を持たない自衛隊

衆議院の安全保障基本法案を少し読んでみました。
一部抜粋します。


>安全保障基本法
(目的)
第一条
この法律は、
日本国憲法の平和主義及び国際協調主義の理念を踏まえ、
(中略)
国際連合を中心とする国際の平和及び安全の維持のための
努力に積極的に寄与することを目的とする。(以上)



この目的の「中略」の中に
「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つとともに」
の文章があります。
そのために自衛隊が活躍するんでしょうね。


自衛隊デジタル大辞泉の解説)
防衛省に属し、日本の平和と独立を守り、
国の安全を保つことを主な任務とする防衛組織。
陸上・海上・航空の三自衛隊からなり、
内閣総理大臣の統率のもとに防衛大臣が隊務を統括する。



戦争を防ぐことが目的では永続的平和は実現しません。
世界平和の実現こそが永続的な平和、安全が保障されます。



積極的平和主義が大きな話題になっていますが
本来の積極的平和主義ではありません。



>積極的平和主義(ウィキペディアより一部抜粋)
本来、平和学において単に戦争のない状態が平和と考える
「消極的平和」に対して、
貧困・抑圧・差別などの構造的暴力がない状態を平和と考える
ものが「積極的平和」と定義されている。
(中略)
場合によっては国連平和維持活動に代表される
自衛隊海外派遣などの軍事的オプションを含む
国際支援があってこそ世界平和が近づくという考えを
「積極的平和主義」とした。(以上)



本来の積極的平和主義を実践すれば武器は要りません。
武器を使うのではなく
貧困や差別をなくすための行動を起こすことです。
世界平和を実現するために積極的な行動をすることです。


危険な国を
脅威として敵視して軍備を持つことではなく
困った人たちを助ける仲間意識を持つことです。


世界中の人たちが紛争や貧困で
移民しなくても安心して生きていくために
世界中の技術と資源を無駄なく有効活用します。


それを実践するのが「国際支援団(ISG)」です。
「国際支援団」は国連直轄で
世界中の国と地域から1000万人規模の有志を募るんです。
最大の目的は「世界から飢餓と貧困を無くす」です。
世界中の地域が自給自足できるお手伝いをすることです。


もちろん彼らの行動に国境は存在しません。
これが成功すれば世界は一つになれます。
分離することの無意味さを知るからです。



自衛隊の人たちが日本のため世界のために国際支援団に参加し
「武器を持たない自衛隊」になって欲しいです。