賛否両論5

「競争社会は是か非か?」という質問。
競争社会に否定的な意見はあります。
しかし
競争社会に肯定的な人ははるかに多いです。
その最大な理由は
「人と社会を成長させる」ということ。
過去を見れば納得できる意見ですね。


僕は今の競争社会に賛同できないです。
なぜなら
「死活問題」が起きるからです。


死活問題について
電力や電話会社を例に話してみますよ。
「消費者のために競争させたほうが良い」
「なぜですか?」
「料金も安くなりサービスももっと良くなるよ」
「会社の成長にもつながるじゃないか」


競争相手の会社が数社できたら何が起きる?
新手の会社は安い料金で顧客を増やす。
老舗の会社は料金を安くして現状維持に努める。
そして
料金の低価格競争が始まる。
薄利多売で新手の会社は競争に負けてしまう。
老舗の会社は内部留保のお陰で存続可能に。


消費者から見れば
料金が安くなりサービスもより良くなった。
これだけのことが出来るのなら
競争しなくても良かったじゃないかと思う。


新しい会社を作り競争させて
どちらかの会社が倒れるまで戦わせる。
競争に負ければ会社は倒産して
失業者は増えてしまう。
これが〔死活問題〕と言うんですね。


お金がないと生きていけない社会だから。
収入がないと生きていくことができない。
お金のない社会なら問題はないんですけどね。


一つの提案です。
競争の種類を変えることです。
他と競争するのではなく
自分や自社の過去と競争するんです。
今までの自分よりレベルを上げていく。
今までの商品やサービスをより良くすること。


比較対象を他に求めるのではなく
自分自身に求めたほうが良いと思うんです。
「他」は参考に見るだけですね。
目標にしても良いし、良い所は真似るのも良し。


今の社会は勝ち負けのシステムが好まれます。
ゲームが最たるものです。
武器を使わなくても戦争は起きています。
経済戦争
受験戦争


誰もが困らないで
誰もがより良くなるための競争なら大賛成です。




世界平和とお金のない世界へのシナリオです。
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