雑談会第八回(対策意識)

「ところで思い出したことがあるんだけどね
 戦時中の教育と終戦後の教育のことだけど」
「テレビで見たことしかわからないよ(笑)」
「そうだね、戦後生まれは経験してないもんね」
「戦時中は戦争に勝つことしか考えないから
 戦争反対なんか言えなかったみたいよね」
「戦争はイヤだとか言うと非国民と言われて
 周りの人から非難されるしね」
「思想教育もかなり厳しかったみたいよ」



「お金の要る社会の中で言ってはいけない言葉
 『お金のない社会にしよう』だよね(笑)」
「こんなことを言ったら『バカじゃないの?』
 って多くの人から非難されたよ」
「お金のない社会にするためにも人々の意識が
 『お金のない社会のほうが良いじゃないか』
 って言ってもらえるようにしなきゃあね」



「そのためにはどうすれば良いの?」
「ブログや掲示板、ツイッターを活用してね
 多くの人に理解してもうと良いと思うよ」
「もっと良い方法はないの?」
「マスコミが取り上げてくれると早いのにね」
「あ!長澤さんのニュースが役に立つよ」
「あの映画作りのニュースね」



「大人の人に理解してもらうことは必要だけど
 子供たちの教育はもっと大切だと思うよ」
「戦時中育った子供たちは混乱したみたいよ」
「学校の先生が言ってる話が真反対になってね
 『大人の言うことは信じられない』って」



「お金の要る社会からお金のない社会へ移行す
 る時は混乱するんでしょうね」
「考えてみたんだけどね、子供って親のお手伝
 いを無償でやるよね」
「お手伝いをしたら親がお小遣いをあげるのが
 社会勉強の一つになってるみたいよ」
「働いたら報酬をもらうというのが社会だから
 家庭の中で社会の仕組みを教えるのが普通ね」



「昔は『働かざる者食うべからず』と言って
 働かなきゃ食っていけないと教えていたね」
「食べることはお金を稼ぐことと同義語だね」
「そういえば無職のとき『あんたどうやって食
 べていくつもりなの?』って聞くよね(笑)」



「お金の要る社会の長所と短所は知ってるけど
 お金のない社会の長所と短所は知らないよね」
「それを学校で教える基本の教育が要るよね」



「教え方ってどうする?」
「お金のない社会なんて今までなかったからね」
「思い出したことがあるよ」
「何を?」
「子供の頃のこと」
「かなり前の話ね(笑)」
「それも相当昔よ(笑)」



「子供の頃っていつも親のそばに居たいって
 思ったことない?」
「年齢にもよるけどね」
「親の真似をしたり親のお手伝いをしたり
 親が喜んでくれると楽しくなったり」
「確かにあるよね」
「その気持ちは誰にも教わってないよね」
「確かに」
「さっき言ってた無償でお手伝いをする話ね」