色は匂へど散りぬるを

義兄の所へ行って車をバックしながら・・
「あれ、赤い花が咲いてる。何の花?」
「あ〜これ?さざんかの花よ」
女房に聞くとたいてい教えてくれます。(笑)


さざんか(山茶花)って寒い時期に咲くんです。
調べました(笑)
あまり興味がないからすぐ忘れるんですよ。


せっかくだから写真を撮っておきました。
ふと上を見ると赤くなった紅葉が・・・
「私も撮ってよ」って。
ついでに撮りました。


義兄の所から帰る途中で女房に
「さざんかはどんな匂いがするの?」
と聞いたら
「少し匂うよ」って。
そして
「色は匂へど散りぬるをって知ってる?」
と聞いたら。
「知らん」って。


「いろはにほへとちりぬるを・・は?」
と聞くと
「知ってる」って。

「いろはにほへとが色は匂へどのことだよ」
と言うと
「うっそ〜」
と言うから帰って検索して教えてやった。


「いろはにほへと」とは
四十七文字の仮名を使った涅槃経の一節を
和訳したもの。
だそうですよ。


いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず