そして世界は変わった(働くこと4)

「お金の無い社会」へ移行するまではまだまだ試練がありますね。
友人はいろんな仕事にチャレンジしてみたいそうです。
でも仕事を選ぶ時の基準は何がいいのかを知りたいと言うことで。

「マー坊さんが思ってる『やりがい』と『生きがい』の違いは
どんなことなの?」
「簡単に言うとね我が喜ぶのがやりがいで魂が喜ぶのが生きがい」
「ほ〜魂の話しが出ちゃいましたか?(笑)」

「この社会は成果主義じゃないかって思うんだよ。経緯より結果が
大事じゃないかなってね」
「たしかに素晴らしい仕事でも赤字が続くと会社倒産するし」

「見返りを求めるのが『我』で見返りを求めないのが『魂』と思うん
だよ。魂が喜ぶのは自分が役に立ってると思えることじゃないかな」
「そっか〜魂の喜ぶことばかりやってると金儲けは出来ないんだ」
「すべてがそうじゃないと思うけどね」

「マー坊さんはどんなやりがいの仕事をやっていたの?」
「自動車学校の仕事は運転が出来なかった人が運転出来るように
なって結果がすぐ現われるだろ?それが嬉しいんだよね」
「そっか〜、結果がすぐ出るから『やった〜』って達成感はあるよね」
「でもね、『ありがとうございました』って感謝されることもあるけど
その反面期待通りの結果が出ない時は最悪だよ」
「それが儲け仕事だったら損得が死活問題になってしまうしね」

「国が破綻するって言ってるけど自治体の破綻が現実化してるよね」
「そうそう、本当に必要な病院や学校も無くなってしまうし」
「利益を上げなければ成り立たない社会なんておかしなもんよ」
「それで『やりがいの仕事』に疑問を持つようになったってこと?」
「そうなんだよね〜『本当に必要な仕事って何だろう?』とか
『自分が本当にやりたことは何だろう?』とかね」
「それでお金の無い社会がいいと思うようになったの?」
「お金の無い社会を理想と思える理由はまだ他にあるけどね」

本当はお金のある社会が悪いんじゃないんですね。
お金が無いと生きていけない社会が根本原因だと言うことです。
そのためにお金をたくさん得るために利益優先の経済が出来た。

自分が自分らしく自分が出来ることや自分がやりたいことが
人のためになり、社会のためになり、地球や自然のためになる。
そういう生き方が仕事として成り立つことが出来る社会。
どんな仕事が考えられますか?