誰かに必要とされる生き方と

何年か前老人ホームへボランティアで行った時
白髪のきれいな女性が言っていました。
「わたしは何も役に立たんで辛いよ」って。


話を聞くと若い頃は学生寮で働いていたそうです。
学生たちの食事を作ったり洗濯をしたりで
毎日大変だったけど楽しかった。


年老いて現役から退き
自分が必要とされないと思った時
本当に辛いものです。


その時どんな言葉をかけてあげればいいんだろう?
ふと思って言った言葉が
「おばあちゃんの笑顔を見ると元気になるよ
だから笑顔をみんなに見せてあげればいいよ」って。


「自分でも誰かの役に立つんだ」と思えた時
しあわせを感じます。


自分が動けなくなって誰かの助けを必要とした時
何を思い何をすればいいんだろう?
自分を助けてくれる人には感謝の心と
「ありがとう」の言葉だけでいいと思う。


「私はこの人に必要とされて感謝してもらってる」
と思えたらしあわせを感じるんです。


多くの人は成功を求めて生きています。
本当の成功者は「幸せを感じる」ことだと思うんです。
自分が必要とされ感謝されて生きていけることが
本当の成功者だと。


自分が出来ることで社会貢献する社会。
誰もが成功者だと実感できる社会。
お金が無くても助け合って生きていける社会です。