夏休みの宿題とお父さんの宿題

「夏休みの宿題はやってるか?」
「うん、チョットずつね」
「チョットずつでも毎日やっとかなきゃね」


「お父さんは宿題が無いからいいね〜」
「夏休みの宿題はないけど、でっかいのがあるよ(笑)」
「でっかい宿題って?」
「宿題をやるために生まれてきたんだからね」


「誰でも学校の宿題だけじゃないの?」
「そうだよ、宿題を忘れている人は多いけどね(笑)」
「宿題を忘れて何もしなかったらどうなるの?」
「また宿題をしに生まれて来るんだよ」


「学校の宿題は親が手伝ってくれるけど
大人の宿題は誰も手伝ってくれないの?」
「そうなんだよ」
「で。お父さんはどんな宿題なの?」
「地球を平和にすること」
「そんなことできっこないじゃないか」
「そう、できっこないよね」


「学校の宿題は習ったことを勉強するけど
お父さんの宿題は今までできなかったことをすることなの?」
「お父さんに限らずすべての人は自分ができなかったことを
解決するために生まれてきたんだよ」


「じゃあ僕たち子供は何で学校で勉強しなくちゃいけないの?」
「大人になって生まれた目的を果たすために勉強するの」
「算数や漢字の書き取りが役に立つの?」
「大人の宿題を解決するためには世の中のことを知らなきゃあね
知るためには働いたり遊んだりしなくちゃいけない
それには学校の勉強が役に立つんだよ」


「それで、お父さんの宿題の解決方法はわかったの?」
「うん。わかったよ」
「どうすれば解決するの?」
「それはね