母娘の会話より「楽しい生き方って?」

「お金の要らない社会が出来たらどうなるの?」
「どうなるのって?」
「だ〜れも働かなくなるんじゃないの?」
「何でそう思うの?」
「何でもタダで店の物を持って帰れるんでしょ?」
「たしかにタダで持って帰れるけどね。
日本では『働かざる者食うべからず』なのよ」



「社会の教科書にあったよ『働かざる者食うべからず』って」
「お金の要る社会ではお金さえあれば働かなくてもいいみたい
だけどね。本当は憲法で勤労の義務があるのよ」
「社会人になったら働かなきゃいけないってことなの?」
「そうよ、でもね失業者が300万人以上いるみたいね」
「失業者がいるって勤労の義務はどうなるのよ」
「変ね〜(笑)」



「お金の要らない社会になったら私は何をすればいいの?」
「あなたがしたいこと、出来ることで仕事を探すのよ」
「まだ何をしたいのか何が出来るのかわからないな〜?」
「だから学校へ行っていろんな勉強をして準備するのよ」
「だから勉強しなくちゃいけないのね」
「そうよ〜、お金の要る社会はお金を稼がなきゃいけないけど
お金の要らない社会は自分がやりたいことで仕事を探すの」



「同じ仕事に飽きたら簡単に変わっていいのかしら?」
「仕事って自分が出来ることで社会貢献することだからね」
「社会貢献するならどんな仕事でもいいわけよね?」
「そうよ、楽しく働くことが社会貢献になるんじゃないの?」
「新しい仕事も作れるかもしれないわよね?」
「そうね〜、今までなかった仕事を考えるのも楽しいわね」
「じゃあ学校でもっと勉強しよう(笑)」