天災は防げないけど被害は避けられる

今まで経験したことのない災害が起きています。
異常と言えば異常なんでしょうが。
自然から見ると当然の出来事かもしれません。


過去の震災を思う時
時間が戻せるのなら
あの大震災の前の日に戻してもらいたい。
そう願う人は多いでしょう。


「今ならまだ間に合うのに」
と言う時期はあるものです。
災害が起きた後になって
「あの時決断しておけば良かったのに」と。


大雨で稲がたくさん倒れています。
今なら倒れた稲を起こせば被害は免れます。
でも
誰も起こそうとはしません。
農作物共済の共済金がもらえるんです。


不作で食べるものがなかったらどうしますか?
せっかく実った稲を助けますよね。
みんなが力を合わせて稲を起こしませんか?
僕ならそうします。


数年前
台風一過で義母の田んぼで稲が倒れました。
僕は田んぼの中で
まだ助かりそうなのを起こしました。


でも
どうしてもダメなのはそのままにしました。
それは
稲から芽が出ているんです。
稲が土の中で
種としての役割を果たしているようでした。
手遅れでした。


お金の要る社会では
お金がもらえるのなら働きます。
お金は命を維持するために必要ですから。


お金のない社会では
命を維持するために働きます。
だから
食べる物を粗末にすることはありません。


地震が起きることがわかっているのなら
地震の少ない所へ移転します。
津波の被害が起きない所へ移転します。


放射能汚染のある原発なんか無くします。


お金の要る経済活動がそれらを許さないんです。