お金のない社会へ向けて「地域活性化」

地域活性化はどうも過去と違っているようですよ。
街に行っても田舎へ行っても楽しいのが活性化ですね。


「僕もたくさんの仕事を経験したほうが良いの?」
「うん、前にも言ったけどいろんな人の立場がわかって良いよね
それに若者の間では一つの勲章みたいになってるよ」
「仕事の数が勲章になるの?」
「それは若者の間だけで決めてるみたいだけどね」
「何で勲章になるの?」
「人が嫌がる仕事とか難しい仕事もこなせる能力があるからよ」


「そっか〜、お金の無い社会へ移行するとそれが気になってたよ」
「何が気になったの?」
「そりゃあ、誰も楽な仕事しかやりたくないもん」
「そうだよね〜、お金の無い社会は貢献社会とも言えるからね」
「貢献社会って?」
「人や社会に対して貢献することが仕事になる社会なんだ」


「ところで社会貢献ならどんな仕事をやっても良いんでしょ?」
「そうだよ、一昔前はバブル崩壊で空き店舗なんかが増えたよね。
街の中が寂れてきたけど今では若者がいっぱいいるよ」
「若者が何をしているの?」
「起業家が増えてきて活性化につながっているんだよ」


「どんな起業家がいるんだろう?」
「いろいろあるよ、気功教室、ヨガ教室、占い教室、悩み相談室
マンガ教室、瞑想教室、UFO教室、マジック教室・・・」
「昔なら商売にならないのが多いじゃないですか」
「そうだよね〜、すべて貢献ポイントで払ってもらうんだけどね
人気の無いお店は閉鎖されてそこの人は違う仕事をする」
「そっか〜、物を買ったり売ったりすることばかりじゃないんだ」


「物流がメインだったのが心流がメインに変化しているんだね」
「物で心を満たしていたのが人との交流で心を満たすってこと?」
「あったり〜、心を満たしてこそ地域の活性化が実現するんだね」


若者が楽しく元気で活き活き出来る街が地域活性化になるんですね。
地域活性化はこれだけじゃないんです。


資本主義社会の次は貢献主義社会です。
お金の要る社会では社会貢献の報酬がお金です。
お金のない貢献社会は生活の保証が報酬です。


友達がやりがいと生きがいが両立する仕事を考えています。
「ところで、両立する仕事って何なの?」
「いっぱいあるよね、自分の喜びも他人の喜びも
同時に発生する仕事がいっぱいあるからね。
僕は第一次産業も両立する仕事の一つだと思うよ」
第一次産業って?」
「農業・牧畜業・水産業林業・狩猟業などのことよ」
「なぜそれが両立する仕事になると思うの?」


「人間が生きて行くために無くてはならない仕事だから。
例えば農業なんかは自然農法とかで環境を汚染しない方法で
食べて健康になれる野菜を作る。作る喜びと地球とすべての
生き物の健康に貢献しているという喜び」
「そりゃあ農業が好きな人なら良いけど嫌いな人は?」


たしかにどんな社会でも好きな仕事、嫌いな仕事はあります。
お金の要る社会では職を転々と変わることは収入減です。
勤続年数が長いほど給料もアップしてきますね。
お金を必要としない社会では勤続年数は関係ありません。


「転職が多いほど良いという若者も増えてきたよね」
「野菜作りをやってみたければ農業をやってみればいい。
魚釣りが好きなら漁業をやってみればいい。途中で飽きたら
いろんな仕事を経験してみればいいんだよ」


「お金を必要としない社会になると金融業はどうなるの?」
「当然無くなるから体を動かす仕事が増えてくるね」
「じゃあ働く時間は少なくなって楽になるってこと?」
「人間が毎日食べる量ってだいたい計算できるよね。
今日食べる量、一週間食べる量、一ヶ月食べる量。それが
わかれば計画を立てて生産できるんだよ」


資本主義社会は必要以上の生産でコストを下げたりしますね。
経済的効率を考えるから自然を破壊したりゴミを増やしたり。
あまりにもムダが多すぎたんです。


地域の活性化は街でも自然の中でも楽しく働けること。
それが地球や人の健康に貢献すること。
自分のやってることで誰かが喜んでくれると嬉しいものです。
生まれてよかった、生きててよかった。
そんな街作りがよい国作りになると思いますね。
それが世界に広まると地球は健康になります。