お金のない社会へ向けて「外食・料理」

一人住まいの友人はほとんど毎日外食ですよ。
僕は女房の料理が好きだから外食なんてしないんです。
友人に誘われてレストランに行ってきました。


中華料理もフランス料理もイタリア料理も日本食も・・。
何でも自由に注文できるんですよ。
「すごいね〜、何を食べてもいいの?」
「うん、僕は来るたびにいろいろ食べ比べているよ」
「じゃあ僕は日頃食べられない中華料理を食べてみよう」
「そう?僕は今日は日本料理にしようかな」


美味しくいただきながらお話しに花が咲きました。
それは何を食べてもいくら食べてもタダだからなんです。
それにレストランでは料理教室までやっているんですよ。


「ねえねえ、ここの食材は何処から来るの?」
「ほとんどの野菜や肉は地元の農家からもらってるそうだよ」
「ふ〜ん、近くて新鮮だからいいよね」
「うん、それにすべてのレストランと地元の奥さん連中の力だね」
「何か農家の人に協力してるの?」
「うん、すべての生ゴミ生ゴミリサイクルセンターに
持って行ってね、堆肥にしてから農家で使ってもらうんだよ」


生ゴミリサイクルで家庭菜園はやっていたけど。
外食産業と家庭から出てくる生ゴミをすべて活用するとはね。
「ゴミの焼却場では燃えるゴミを燃やすけど
生ゴミはすべて堆肥にする循環型農業が定着しそうなんだよ」
「へ〜、ここまでやってくれると嬉しいよね」
「それにチーフが奥様連中に料理教室をやってくれるしね」
「そりゃあ、いいな〜家庭でレストランと同じ料理が食べられる」
「しかもね、その日の料理に余った食材は全部持って帰って良いし」


こうなるとすべての食材は無駄なく使うことが出来るんですね。
食事が終わって出ようとすると・・。
「あ!そうそう。チョット持ってよ」
友人はお盆を取ってきて僕にもたせ、テーブルの上の食器を
乗せ始めました。
「タダで食べさせてもらえるんだから片付けくらいはね」
「そりゃあそうだ(笑)」