所有の放棄で自由を得る

「お金は自由を得るための道具です」と言う経済学者がいました。

それは

お金がないと何も出来ない「お金の要る社会」の中の話です。(笑)



お金の要る社会では所有権と言うのがあります。

・所有権(デジタル大辞泉より)
物を全面的に支配する物権。法令の制限内で、
目的物を自由に使用・収益・処分できる権利。



所有権を廃止したほうが良いのはわかりますか?

占有権(使用権)さえあればすべてがうまく行きます。



所有権を廃止したら何が良いのか?

一つだけ具体的に書いてみましょう。

日本全国に空き家はどのくらいあるか知っていますか?


> (日本経済新聞8月21日より一部抜粋)
空き家率、最高の13.5% 13年10月時点で820万戸
国内の住宅総数に占める空き家の割合が
2013年10月時点で過去最高の13.5%になった。
総務省が29日、発表した。



820万戸ですよ。

これからまだまだ増えるようです。

それでも

新築一戸建てやマンションが建てられています。

お金の要る経済活動を成り立たせるために生産するんです。



所有権が無くなれば

すべての家屋が再利用されます。

田んぼや畑などの放棄地が農業希望者に利用されます。

自由に移住が出来るんです。




大震災や大津波、集中豪雨での自然災害が絶えません。

「危険な場所とわかっているけど移転が出来ない」

インタビューである人が答えていました。

理由は「財力がない」ということです。



災害は防ぐことはできないけど

災害から逃(のが)れることはできると思うんです。



お金の要る社会も所有権も人の自由を奪っているようです。

お金のない社会は多くの問題が解決しますよ。