不法投棄と循環社会

ゴミ屋敷問題から不法投棄の話が出たので
不法投棄と循環社会を取り上げてみます。

不法投棄って知っていますよね?
法律に定められた所以外に廃棄物を投棄することです。


考えてみれば
家庭から出る一般廃棄物も産業廃棄物も資源ですよ。
それなのに
なぜゴミとして処分するんでしょうね?


再利用するためにはコストがかかるんです。
この社会でのコストとは?
ほとんどが経費です。
お金ですよね。

お金の要る社会では利益を上げないといけない。
利益を上げるにはコストは出来るだけ省きたい。


産業廃棄物を処分場へ運ぶ仕事を一年半やりました。
罪悪感を感じましたよ。
せっかく作ったものなのに
まだ使える資源を土に埋めるなんてもったいない。

そして
合法的に処分しているのに不法投棄をしている。
地下水の汚染が危惧されるものでも土に埋めるんです。
悪いことでも悪いと思わないことが困るんです。


それを経験して思ったのが完全循環型社会の実現です。
大規模リサイクルセンターのことです。
お金のない社会になれば簡単に実現しますが
お金の要る社会でも作ることが出来ます。


大規模リサイクルセンターは
すべての要らない物を回収する所です。
そこでは
・回収・持ちこみ全て無料
・すぐ使える物は買取、その他は無料
・修理できる物は修理して各商店にて販売
・修理できない物は部品としてメーカーに安く卸す
・その他は溶解して原料として再利用
・再利用出来ない物は微生物で無害化して埋める
・外食産業や家庭生ゴミ下水処理のヘドロについては
 すべて善玉微生物で発酵処理して肥料として再利用


自然と共生するためには完全循環システムが必要です。


人口が多過ぎるから地球の資源が枯渇するって言うけど
本当は間違っていますよ。
お金の要る社会が資源を枯渇しているんです。


空気も水も
使い切って無くなってしまうことなんてないように
すべての資源は完全循環システムなんですよ。