お金の無い社会へ(仕事の話2)

たしかに今までは主婦が働いて子育てを人に任せる。
ベビーシッターというシステムが出来たのも変な話し。


「子育てはやっぱり両親が一番いいよね」
「子供を社会の一員として育てるのは親の責任なんだよね」
「そっか〜、責任を果たしてもらうために仕事になるのか」
「子育てもそうだけどね、老人介護も同じなんだよ」
「老人介護って介護師の資格が要るんじゃないの?」
「ハハハハ・・昔は家族みんなで老人を見てたよ」
「そういえば昔は大家族で一緒に暮らしていたもんね」
「そうなんだよ。老人ホームとか無かったしね」


今の核家族がいろんな問題を引き起こしているんですね。
子育ても同居のお爺ちゃんお婆ちゃんが協力してくれたし
年寄りも安心して生活できたんです。


「じゃあ核家族より大家族のほうが良いってことだよね」
「そうなんだよ、老人ホームはやっぱり要るけどね」
「どんな人が老人ホームに入るの?」
「家族が無く一人ぽっちの老人とか、どうしても世話を
してもらえない老人だね」
「老人ホームの運営もお金の払える人はお金で払えば良いし
ポイントで払う人はポイントでも良いし、国営だからね」
「あ〜!それから介護を必要とする老人と同居の場合は
お世話をするから仕事になるんだって」
「と言うことは家族の中で介護を必要とする人がいれば
介護師の資格は無くても仕事として報酬が出るの?」
「そうなんだよ。もちろん貢献ポイントなんだけどね」
「それじゃあますます安心して生活できるよね」
「そうそう自分たちで助け合って生きていくって感じね」
「介護がつらくなった時は施設にお願いしても良いんでしょ?」
「それはもう専門家にお願いしたほうが良いからね」
(2006年12月12日の日記より)



お金の要る社会では
身内の世話をしている時は働くことが出来ないんです。
他人に世話を任せて働く人が多いです。
お金を稼ぐことを優先するから。


子どもを育てることが仕事として認められれば。
同居の年寄りの介護を仕事として認められれば。
お金の代わりに貢献ポイントが支給されれば。
安心して子育ても両親の世話も出来ますよね。