お金のない社会へ向けて「買い物(3)」

大型テレビの値段を見ると・・・なんと・・
タバコが一つ買える程度のポイントなんです。
「え〜!何でこんなに安いの?」


街の量販店も田舎の電気屋さんも同じなんだけど
新製品だけではなくリサイクル品がたくさん並んでます。
リサイクル品は大規模リサイクルセンターからの物で
型は古いもののどう見ても新品に見えるんです。


その新品同様のリサイクル品がほとんどタダ同様。
企業が余った部品をすべてタダで提供しているからです。
資源を余すことなく部品や原料に使いまわしをします。


「こんなに安かったらたくさん持って帰る人はいませんか?」
「ハハハハ・・いましたよ」
「不公平じゃないですか?」
「いえいえ、その人はまたすぐに戻しに来ましたね」
「何で?」
「じゃまになるし、すぐに飽きちゃったそうですよ」
「こんなに安かったらいつでも買い替えが自由に出来ますよね」
「それに壊れそうになったらすぐに持ってきてもらえるので
大規模リサイクルセンターで簡単に修理が出来るんです」
「なるほど〜、物を大切に出来ますよね」


企業も競争が激しくなるみたいで良いものしか作らない。
なぜ競争が激しくなるのか?
人々は良い物しか買わないから売れない企業は必要無いんです。
良い物とは・・・
リサイクルが容易に出来る物。
壊れにくい物。
環境を汚染しない物。
法的に決められなくても大衆がそれを支持するようになりました。


テレビが壊れても不法に投棄するのではなく
電気屋さんか大規模リサイクルセンターへ持って行く。
それも無料で引き取ってくれます。


若者は安心してDVD内臓型のプラズマテレビを購入。
今までブラウン型の大型テレビで重たくて邪魔だったんですよ。


物欲が強くてもシステムさえ変えれば物を大切にする事は出来ますね。