小説の下書きです(54)

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そして
人々が平和に共生することと同時に
地球との共生を大切にしなければいけません。


そこで
公害を出さない、資源を無駄にしない
完全循環型システムを構築するために
すべての国と地域に
大規模リサイクルセンターの建設を提案します。


大規模リサイクルセンターは
すべての要らない物を回収する所です。


そこでは


・すぐ使える物はきれいにして再利用
・修理できる物は修理して再利用
・修理できない物は部品として再利用
・その他は溶解して原料として再利用
・外食産業や家庭生ゴミ、下水処理の
 ヘドロについては肥料として再利用
・再利用できない物は無害化して自然に戻す


このシステムの特徴は
・資源を無駄なく使います。
・永続的な循環型社会が実現します。


限られた資源を無駄にしないこと
環境に良いもの
健康に良いもの
必要量以上に生産しないこと
それぞれの国や地域に応じて生産する。


温暖化対策や生活必需品、食糧生産など
地球環境に悪影響を与えないシステムです。


先進国が培ってきた新技術で
地球と人類がいつまでも健康でいられる
そういう世界を実現させたいのです。


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世界平和が実現するために
提案をさせていただいておりますが
基本的な提案をしたいと思います。


それは
「すべての提供者はお金を要求しない」
と言うことです。


物を提供する人や団体も
技術を提供する人や団体も
サービスを提供する人や団体も
すべてボランティアです。


そうすれば
すべての人や物が自由に流通します。
利益のために人や物が動くのではなく
平和のために人や物が動くのです。


国際支援団の活動が円滑になるだけではなく
世界中の人々の交流が増えると言うことです。


温暖化や異常気象が続くと食糧不足や
生産能力が陥ってしまうことがあります。
「有る所から無い所へ」
「余る所から不足する所へ」
物や人材が自由に行き来することが出来ます。


世界平和は人々の交流が基本です。
互いの文化を尊重し
互いの不足を補う関係を作ること。
損得なしで行動できるシステムにしたいのです。


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ここで会議場がざわついた。
稔はしばらく戸惑っていたが「あとで詳しく説明しますので続けます」と言って静かになってから続きを読み始めた。