爺ちゃんとミノル(20)

「そんなことあるわけないじゃん」
「それがあるんじゃ(笑)」
「どうして回り続けるの?」
「それがじゃの~、空気中のエネルギーを利用して回るんじゃって。不思議じゃの~」
「空気中のエネルギーがフリーエネルギーのことなの?」
「そうらしいんじゃ、まったくもってわからんの~」
「モーターが回ったら電気を作るんでしょ?」
「そうじゃの~、だから燃料の要らん発電機が出来るっちゅうことじゃの~」
「そんなのがいっぱい出来たら良いね」
「ほかに何かおもしろい物は無いか?」
 
 
「こんなのはどう?」
「なんじゃ?」
「水で車のエンジンを動かすって」
「水は燃える物じゃないじゃろうが?(笑)
「それが燃えるんだって」
「なんでじゃ?」
「水はH2Oでしょ?Hは水素でOは酸素。水素は燃える物で酸素は燃やす物だって」
「そりゃあ知っちょるけど水が燃えることなんてないよの~」
「水を燃やすんじゃなく水を燃料として水を分解すれば良いんじゃないの?」