お金のない社会へ向けて「働くこと(3)」

「お金のない社会」へ移行するまではまだまだ試練がありますね。
友人はいろんな仕事にチャレンジしてみたいそうです。
仕事を選ぶ時の基準は何がいいのかと言うことで。


「『やりがい』と『生きがい』の違いはどんなことなの?」
「簡単に言うとね見返りを求めるか求めないかの違いだと思う」
「見返りがないとやる気は起きないと思うよ」
「人間って欲望があるからね」


「人間の欲望は無くすことなんか出来ないよ」
「欲望を無くすのではなく欲望の種類を変えればいいんだよ」
「どのように?」
「思考(脳)の自分は見返りを求めるけどね
心と通じる魂は見返りを求めないんだよ」
「ほ〜魂の話しが出ちゃいましたか?(笑)」


「やりがいはやりたいことをすることでも満たされると
思うけど生きがいはやるべきことをすることで満足すると思う」
「やりがいは自分のために生きがいは全体のためにって感じね」
「魂が喜ぶのは自分が役に立ってると思えることじゃないかな」
「そうだよね、自分が必要とされる生き方は理想だよね」


「この社会は成果主義じゃないかって思うんだよ。
経緯より結果が大事じゃないかなってね」
「たしかに素晴らしい会社でも赤字が続くと倒産するし」


「国が破綻するって言ってるけど自治体の破綻が現実化してるよね」
「そうそう、本当に必要な病院や学校も無くなってしまうし」
「利益を上げなければ成り立たない社会なんておかしなもんよ」


「それで『やりがいの仕事』に疑問を持つようになったってこと?」
「そうなんだよね〜『本当に必要な仕事って何だろう?』とか
『自分が本当にやりたことは何だろう?』とかね」
「それでお金の無い社会がいいと思うようになったの?」
「お金の無い社会を理想と思える理由はまだ他にあるけどね」


本当はお金の要る社会が悪いんじゃないんですね。
お金が無いと生きていけない社会が根本原因だと言うことです。
そのためにお金をたくさん得るために利益優先の経済が出来た。


自分が自分らしく自分が出来ることや自分がやりたいことが
人のためになり、社会のためになり、地球や自然のためになる。
そういう生き方が仕事として成り立つことが出来る社会。
それはお金のない社会なら実現できると思います。