会話が未来を創る(3)

社会を批判するより
提案は人の心をワクワクさせて明るい未来が築けます。


      「今と将来」


「今を大切にしなさい」と言われる。
「将来のことも考えなさい」と言われる。
将来を案ずると「今を生きなさい」と言われる。
自分が楽しむと「周りの人のことも考えなさい」って。


「将来のために今を大切にすることは良いことよね?」
「将来のために今をどう生きるかが大切じゃないの?」
「将来のためにお金を貯めることはどうなんだろう?」
「お金の要る社会なら正しい行動だと思うけどね」


「将来のために自分や家族が良くなることばかり考えるよ」
「自分中心でものごとを考えちゃいけないの?」
「すべての人が自分中心で考えたらどうなる?」
「混乱する?」
「自分を大切にすることが自分中心なの?」


「自分中心が違和感を感じるのは何故なんだろう?」
「それは周りの人を犠牲にするからじゃないの?」


「自分を大切にしたいのなら周りの人を大切にすることよね
 周りの人を大切にすると周りの人は自分を大切にしてくれる
 自分を大切にするためには全体を大切にすれば良いってこと」
「自分中心ってどこにでも当てはまるのね」
「だからすべてが大切なんだね」


「今を大切にすることにも共通点はあるよね」
「自分や家族のためにお金を貯める努力することより
 お金のない社会にするために努力したほうが良いってことね」


「すべての人がお金で苦労しないですむってことだからね」
「自分も家族もすべての中に入っているから安心♪」
「今も自分中心も有って無いようなものだから
 『すべて』というところに意識が向かなきゃいけないのね」
「それも意識改革の一つなんだろうね」


      「努力・根性・忍耐」


昔は当たり前のように言っていた言葉。
頑張るときの合言葉「努力・根性・忍耐」(笑)。
近ごろは敬遠される言葉のようです。


「どうして嫌われるんだろうね?」
「いじめとか体罰とかいろいろ関係があるんじゃないか?」
「他人から言われる『努力・根性・忍耐』はつらいけどね」


「自分が決めた『努力・根性・忍耐』ならつらくはないよ」
「どんなこと?」
「親の反対を押し切って自分の生き方を全うするとき♪」


「率先して頑張りたいと思うよね」
「でも挫折したときは再起できない心境にはなるよ」
「それはお金がないと生きて行けない社会だからと思う
 そんな時
『自分勝手な生き方をやめて金を稼げ』って言われそう」


「お金のない社会なら?」
「挫折は大歓迎だよ(笑)」
「いくらでも再起できるんだからね♪」
「じゃあ頑張ることも楽しいじゃないか♪」
「悩むことも成長のためだと実感できるからね♪」


「ところで
 日本人が『努力・根性・忍耐』が好きなのは何故なんだろう?」
「それは六波羅蜜が心の中にあるからじゃないの?」

・ろくはらみつ【六波羅蜜】(デジタル大辞泉の解説)
《「ろっぱらみつ」とも》大乗仏教における六種の修行。
 菩薩(ぼさつ)が涅槃(ねはん)に至るための六つの徳目。
 布施(ふせ)・持戒・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・
 禅定(ぜんじょう)・智慧六度


「お金のない世界なら六波羅蜜も楽しく実践できそうよ」


      「衣食住」


昔は大家族だった。
今は核家族が当たり前。
家を建てる人が増えて経済成長したと言う人もいる。
田舎から都会へ出て行く人が増えて空き家が増えた。
家を建てるために建築業者さんの仕事が増えた。


今では人口が減って多くの家が余ってしまいました。
経済活動は消費が減ると不景気と言われます。
景気が良くなるために消費を促す努力をします。


「あまりにも無駄が多いんじゃないの?」
「困ったもんだわね〜 何とかならないのかしら」
「所有権を廃止すると良いって言ってたけど」
「衣食住と必要なものを手に入れることを保証しないとね」


「お金のない社会になればどんなふうになるの?」
「自然の中で生活する人もいれば
 都会で生活する人もいるだろうし今と同じじゃないの?」
「今有るものを大切にするからリフォームが盛んだろうよ」
「個性豊かな家が増えるんだろうね(笑)」


「家庭菜園も増えるし農作業も多くの人が参加するから
 人手不足は無いよね」
「生活費を稼ぐ必要がないから働く時間も少しで良いよね(笑)」
「衣食住のための生産はどうなのかしら?」


「車は電気自動車が普通だろうね、他の製品はどうなる?」
「安物から高級品まであるのが今の社会だけどね
 利用者が欲しいと思うものしか作らないんじゃないの?」
「受注生産って感じ?(笑)」
「それがいいかもよ(笑)」


「どんな製品でもレベルの高い基準モデルを作り
 拘りの消費者の要望に応えるシステムがあったらいいよね」
「必要なものを必要な量だけ作るって言ってたけど
 ある程度余るくらいのほうが安心出来るんじゃないの?」
「そうだね、大規模リサイクルセンターがあるから
 どんなものでも資源を無駄にすることは無くなるよ」


今の現実を見て考えてください。
たくさんの田んぼが荒地になったり住居や商業団地が出来たり。
お金の要る社会の良いことより悪いことのほうが多過ぎます。
書きたいことはいっぱいあるのに書くのが面倒です。(笑)


      「狂人」


近ごろ絶滅危惧種のニュースがありました。
地球人のことかと思ったらウナギでした。(笑)
地球人を絶滅危惧種と思ったことはないですか?


「地球上では人類が一番優秀だと思うよ」
「本当にそう思うの?」
「だって、文明社会を築くことだって出来たじゃないか」
「文明社会を築くことが優秀って変じゃないの?」


「そうよね、私もそう思うわね。地球にしか住めないのに
 地球環境を壊しているじゃないの」
「お金は人類最大の発明って聞いたことがあるけどね」
「それも変よね(笑)」


「自然って人間が作れないものでしょ?
 自然を活用するだけですべての生命が楽しく生きていける
 それなのに自然界にないお金を作って自然破壊する」


「そもそも見返りがないと何もしないのも変よね」
「交換システムがおかしい?」
「自然界は与え合いの交換システムだと思うわ」
「人間は?」
「人間界は奪い合いの交換システムかな?(笑)」
「与え合いは見返りを求めないってことかもしれないわね」


「ところで、お金のない社会は与え合いの社会なんでしょ?」
「そうよね、分かち合いの社会ならもっと良いかもね」
「自然界と同じシステムで生きていこうってって
 ことだよね」
「当たり前のことに見えるけど
 お金のない社会の話は狂っている人に見られるよ(笑)」


こんな有名な言葉があります。

・愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る
 (ナポレオン言行録)


      「変えると帰る」


今の地球を見て
「こんなはずではない」と思う人は多いはずです。
地球は楽園のはずでした。
地球のあるべき姿って何でしょう?
地球人の本当の生き方は何でしょう?


「人間のエゴや欲望が良くないって聞いたわよ」
「なぜエゴや欲望がいけないんだろう?」
「自分が良くなることが『自分さえ』ってなってるから?」
「自分中心が悪いんじゃなくて『全体のため』が大切だね」


「全体が良くなるために自分を活かすことがなぜ出来ないの?」
「すべてのものと人が自由に行き渡ることが出来ないから?」
「空気や水や鳥や動物や植物のように自由にね」
「植物は自由に動けないでしょう(笑)」
「植物だって種が風に運ばれることはあるわよ(笑)」


「人間は変われるのかしら?」
「変われるよ♪」
「どうやって?」
「社会システムを変えるの」
「やっぱりお金のない社会ね(笑)」
「人はお金がないと何も出来ないんだものね」


「人間社会はお金の要るシステムで成り立っているからね」
「お金を得ること、お金を流通させることが最優先だから
 お金のないシステムに変えることで解決出来るんだね」


「前から言ってるようにお金は単なる道具にしか過ぎない
 それなのに
 お金がないと参加できない社会システムが根源なのよね」
「お金の要る社会からお金のない社会に変えることで
 本来の楽園に帰ることが出来るのね」


「それでも『お金さえあれば』と思う人もいるでしょうね」
「そういう人たちのためにもこういう話題は必要ね」


      「評価」


世の中いろんな所で評価したり評価されたりします。
個人的にも評価したり評価されたり。
良い評価されるために頑張る人も。
それがストレスになる人も。

・ひょうか 【評価】( デジタル大辞泉の解説.)
1 品物の価格を決めること。また、その価格。ねぶみ。「―額」
2 事物や人物の、善悪・美醜などの価値を判断して決めること。
3 ある事物や人物について、その意義・価値を認めること。


「評価って必要なことなの?」
「評価は使い方次第じゃないかな〜?」
「何だかお金みたいね(笑)」
「似て非なるものだよ(笑)」


「一番気になるのが結果で評価を決めることだと思うよ」
成果主義っていうやつね」

成果主義デジタル大辞泉より)
 企業において、勤続年数ではなく、業務の成果によって
 報酬や人事を決める考え方。


「結果だけを見て評価するって感じよね
 『結果良ければすべて良し』って言うじゃない?」
「スポーツの世界じゃ『結果を出します』って言うしね
 結果は良くも悪くも出るのにね(笑)」


「いくら頑張っても人より努力しても
 結果が良くなければ良い評価はもらえないって変よね」
「どうしてこういう現象が起きるんだろう?」
「それはお金の要る社会だからじゃないの?」


「物にも人の努力にも価値を決めなきゃいけないからじゃないの?」
「価値って何だろうね?」

・かち【価値】( デジタル大辞泉の解説).
1 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。
2 経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。
3 哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき
  絶対性をもった性質。真・善・美など。


「こんなこと言ったんじゃあ価値の無い人も居るってこと?
 こんな馬鹿げたことって変じゃないの?」
「結果なんて評価の対象にしちゃいけないよ
 親になったとき思ったよ『生まれてくれてありがとう』って」
「そうだよね居てくれるだけでありがたいって思うこともあるよ」


「お金のない社会になれば成果主義は無くなるだろうね」
「結果より何ごとにも頑張る姿が良いと思う」


「近ごろ思うんだけどね 一人で草を刈っているとき
 この土地のご先祖さんたちが喜んでくれているんだろうな〜って」
「目に見えない人たちや存在からの評価が一番身に染みるね」


      「分水嶺


分水嶺」という言葉を知っていますか?
今は亡き船井幸雄さんの出版物で始めて目にしました。

・ぶんすいれい【分水嶺】(デジタル大辞泉の解説.)
1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。
2 雨水が異なる水系に分かれる場所であることから、
 物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。


「昔から節目節目で使ってきた言葉なんでしょうね」
「今までは人間社会での節目で使ってきた言葉だけどね
 これからは地球規模で起きるような気がするよ」
自然淘汰って言葉があるじゃない?
 地球規模で言うなら自然界に迷惑をかける生き物ってこと?」
「よく人間のガン細胞に例えることがあるよね」


「ガン細胞を考えると居て欲しい存在、居ては困る存在
 そのように考えてしまうよ」
「ノア 約束の舟の映画を見たらそんな気がするよね(笑)」
「これから先同じようなことが起きるかもしれないけど
 『どちらを選択しますか?』って問われる時期が起きそうよね」


「どちらを選択するかって?」
「今のままで良いのか? 今を変えるのか? ってね」
「今を変えるならどう変える?」
「それは地球さんに聞いてみなくちゃ(笑)」


「地球さんってレベルアップするんじゃないの?」
「人間も地球さんに合わせる努力が必要ね」
「自然に合わせないといけないよね」
「自然に合わせるって?」


「自然界に迷惑をかけないことが必要だよね」
「自然界にないお金を使って経済活動も迷惑になるってこと?」
「地球さんの気持ちになって考えないといけないと思うよ」
「命を大切にしない人類って動物以下かもしれないわね」


地球の変化は人間の都合なんて関係ないよね。


      「提案」


マスコミが話題にすると世界が変わります。
マスコミに取り上げてもらえるように考えてみませんか?


           記


日本の将来について
現在の問題提起と一つの提案をしたいと思います。

日本政府の借金は1000兆円を超えてしまいました。

労働者の減少で借金を返済できる可能性は皆無です。

年金はもらえる可能性はありますが
多くの人が年金だけで生活できる可能性も皆無です。

原発も本当は欲しくないのに
経済活動を優先するために再稼動を余儀なく認めます。


農作物も食べるために作るのではなく
販売目的で作るので生産過剰になると廃棄処分します。

農家も作るより買ったほうが楽で安上がりと言っています。
食糧不足は間違いなくやってきます。


お金がないと何も出来ない社会は変だと思います。
お金がないと生きていけないのは間違っていると思います。

お金を得るために
人を騙したり人を殺したり苦しんでいます。

労働者が足りないからと
移民を増やす政策がすすめられています。

経済のためにギャンブルのカジノが作られようとされています。

大震災も大津波も火山噴火も予測されています。
経済活動が非難を妨げています。
お金がないと何処にも行けない事情があるからです。


そこでマスコミにお願いがあります。
それは
これからの経済をどうするのかではなく
お金がなくても今の社会を維持するための番組を作ってください。


私の提案は「資本主義社会から貢献主義社会へ」です。


お金を必要とする資本主義社会から
お金を必要としない貢献主義社会へ移行して欲しいのです。

貢献主義社会とは
「お金が無くても助け合って生きていける世界」です。
誰もが自分が出来る事で社会貢献する社会です。

必要なものを必要な量だけ生産します。
健康に良いもの環境に良いものしか作りません。
誰もが楽しく生きていける社会です。

これ以上お金で苦しむ社会を終わりにして
お金がなくても助け合って生きていける社会を考えて欲しい。
そう願っています。