大きな勘違い「お金で世界は救えない」

「あなた募金ってやったことある?」
「え〜、何度もやってるわよ」
「最近つくづく思うのよ」
「募金を?」
「え〜」


「募金って社会のためになってるわよ」
「それはわかってるんだけどね」
「何か疑問があるの?」
「いつまで続けると社会が良くなるんだろうって」
「そう言えば限りなく続く感じはするわよね」


お金を集めるのにも人手は要るでしょう?」
「みなさんボランティアで活動してるのよ。
素晴らしいことじゃないの」
「そこで疑問に思うのよ。
お金ではなく人の行動が素晴らしいことだって」


「お金があれば欲しいものが買えるし
人手が要れば人を雇うことも出来るじゃないの」
「それはお金がある人だけしか出来ないのよね」
「当然よ、だから募金活動が大切なのよ」


「だからね、お金がないと助け合いは出来ないの?」
「ボランティア活動をしている人はいっぱいいるよ」
「ボランティアとお金が助け合いの基本なの?」
「・・・・」
「それって変だと思わない?」
「だって、お金がないと何も出来ないじゃないの」


「お金を集めて助け合いをすることが悪いの?」
「そうじゃないわよ。
お金を集めないと助け合いが出来ないことが変なのよ」
「じゃあ、どうすればいいの?」
「お金を必要とするシステムをやめればいいのよ。
お金なんかなくても必要なものを生産したり
必要な所へ輸送したり、必要な人に会いに行ったり」


「お金が無くなると困ることないの?」
「お金の要る社会だから困ることが一杯なのよ(笑)」
「そうね〜」
「お金のある人だけ
救われる社会はもう辞めて欲しいわね。
お金には関係なく誰もが救われるべきよ」