お金の無い社会だったら?

東日本大震災の犠牲者の死を悼み
ご冥福を祈ります。
そして
いまだに避難を余儀なくされている方に
お見舞い申し上げます。


「いくらお金の無い社会でも
天災だけは免れることは出来ないね」
「被害を減らすことは出来ないの?」
「お金の要る社会より減らすことは出来るよ」
「へ〜」


「では、被害を少なくする方法を考えてみよう。
どんな津波でも防ぐことが出来る防波堤を作る。
すべての家屋に耐震化を施す。」
「それは出来ることなの?」
「お金の要る社会なら不可能なんだよ」
「何で?」
「それだけの財源が無いからなんだよ」
「お金の無い社会なら出来るってこと?」


「お金の無い社会は安心安全で生きることなんだ。
安心安全のために皆が時間と資源を使えば
出来ることなんだよ」


「復興でも同じことが言えるのかな?」
「そうだよ。お金を必要としない社会なら
全国から可能な限り、人と資材を被災地へ
移動すればすぐにでも出来ることなんだよ」


「そう考えると、
今まで出来なかったことが出来るよね」
「その反対に無駄を無くすことだって出来るよ」
「大量生産・大量消費・大量廃棄っていうやつね」
「そうそう、資源の無駄と環境破壊が無くなるね」


「そう言えば大規模リサイクルセンターはどう?」
「被災地に優先的に作るといいね」
「ガレキの処理が早く出来るんじゃないかな〜?」
「よそへ持って行く必要もなくなるしね」