夢は何を教えてくれる?

   <夢です「ついにマー坊が」>


大きな駅の裏です。
野菜市場もあり大勢の人が働いています。


そこには
働いている人たち以外に
働くことが出来ない人たちや
その子供たちでいっぱいです。


そんな所へ
僕たち夫婦は現実を見ようと行きました。
女房が「助けてあげなくっちゃ」と思い
一人の子供を抱き上げようとしました。


そこへ
その子供の父親が駆け寄り
女房を突き飛ばしました。
女房はコンクリートの地面に叩きつけられ・・・。


「だから言ったじゃないか、
僕たちには助けることは出来ないって」
「なぜなの?」


それは
子供の父親の気持ちがわかったからなんです。
「俺の子供を助けてもらうと俺たち家族が困るんだ
仲間たちからいじめられるんだよ」


そして
僕たち二人は500人は収容できる大食堂へ行き
その中の一つのテーブルのそばに座りました。
そこには100人以上の人たちが食事をしたり
談話していました。


僕は女房に
「一人の子供を助けることは見た目にはいいけど
本当は良くないんだよ。
子供を助けることより
子供の親を助けることが大切なんだ。
家族が幸せにならないと子供も幸せになれない」


女房は泣きながら
「じゃあ私たちはどうすればいいのよ。
私たちが出来ることって
一人の子どもを支援することしか出来ないわよ」


「いいか。
一部の人たちが良くなるためにいくら努力しても
全体が悪くなってしまえば
無駄に終わってしまうんだよ。


だからね
すべての人がお金のことを心配しないで幸せに暮らせる
そういう社会を作ることに
努力しなくっちゃけないんだよ」


隣のテーブルにはきれいな母子が座っていました。
どう見ても芸能人です。
そして
その母親が「そこまで真剣なんだ〜」と言ってました。


僕は涙を流しながら
意を決して
心の中で「誰か、僕にマイクを貸してください」って。
そしたら・・・
マイクが手から手へ渡されて僕の手に。


僕は
マイクを口に近付けて
「皆さん」と言いました。


大きな食堂に僕の声が響きました。
すべての人が喋るのをやめて周りを見渡しています。


僕は椅子を後ろに引いて
立ち上がろうとした時
僕の中の僕が大きな声で
「目を覚ませ」と。


夢はそこで終わりました。
(2011年01月07日の日記より)



飢餓や貧困を無くす運動をやっても
何も解決しなかった。
環境運動を仕事として取り組んだけど
仕事としては成り立たなかった。


ボランティアも募金活動も
やってみたけど何も解決しない。


今までの活動が無駄とは思わないけど
根本を変えない限り解決しないんです。
お金の要る社会は限界ですね。