「森を見て木を見ず」と「木を見て森を見ず」

お金のない社会の話を始めた頃の話です。

「あなたは木を見て森を見ずではないですか?」

と言われました。


1、木を見て森を見ず(デジタル大辞泉より)
小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。

2、木を見て森を見ず(大辞林 第三版より)
事物の末梢的部分にこだわりすぎて,本質や全体を
 とらえられないことのたとえ。



人間社会は経済で成り立っていると言う。

経済活動のお陰で今の文明社会が築かれたと言う。

お金の要る世界では常識とされる正論だそうです。

それは

森を見ているからの話なんです。



では

飢餓や貧困に伴う犯罪や詐欺や戦争は?

「森を見て木を見ず」ではないですか(怒)

経済活動を維持するために

どれだけの犠牲があるか知っていますか?



根本原因は何なのか?

それは

誰もが知っているんです。

「お金は無くしたほうが良い」と知っているんです。

でも

「お金がないと社会は成り立たない」と思い込んでいる。



「お金は単なる道具ですよ」って言ったことはありませんか?

その単なる道具のために殺しあったり騙しあったり

苦しんだりすることに違和感はありませんか?



おもちゃのようなお金を手放さないって変じゃないですか?

人間はそんなレベルの生き物じゃないでしょう。

月まで行けるだけの脳が成長しても

心がもっと成長しなければいけないと思うよ。



お金を無くせば心はもっと成長します。

助け合うことが当たり前だから。



木も森も見ることが大切ですね。

両方見ないと解決しないんだから。