生きることが楽しい社会5(会話シリーズ)

「毎日どんな気持ちで生活するんだろうね?」
「ワクワクするよ♪」
「子どもの頃の遠足に行く前の晩みたいな感じ?」
「そうだよ」


「お金の要る社会では日曜日の晩は最悪だよね(笑)」
「お金のない社会では仕事に行くのが楽しみなんだよ」
「何で?」
「やってみたいこと、やりたいことだからね」
「それでもイヤになることはあるでしょ?」


「自分にふさわしくない職場だったら転職すればいい
努力することは大切だけどね
辛い仕事は健康にも良くないから転職は自由なんだよ」
「お金を稼ぐ必要がないから安心だね♪」


「遊園地に来た気持ちでいろんな仕事を体験すればね
『次はどんな仕事をしようか?』って楽しめるんだよ」
「人生何度も生まれ変わった気持ちにもなれるよね」
「良いこと言うね〜♪」
「だから人間成長が早くなるんだね♪」


「気持ちって大切なんだね」
「気を持つってことだから気も大切なんだよ」
「気って?」
「大きく言えば環境のことだと言えるんだよ
人間は環境によって気持ちが大きく影響される
とくに社会システムという環境にね」


「だからお金のないシステムという環境がいい?」
「そうだよ、楽しく成長できる環境なんだよ」
「なんだかワクワクするね♪」



「お金の要る社会は義務教育のような社会だって
言ってたような気がする(笑)」
「お金がないと生きていけないという制限の中で
いかにして生存していくかを学ぶことと言えるね」


「お金を稼ぐために働かなければいけない
納税という義務が課せられるんだよね」
「お金を手に入れるためにいかに犠牲が多いことか」


「子どもが『宿題があるから』と言えばお手伝いが
免除されるという変な決まりごとがあるように
お父さんが『お仕事だから』と言えば子どもとの
約束が免除されるような決まりごとがある(笑)」


「お金を稼ぐことが義務になっているんだよ」
「義務を果たすためには許されることが多いんだね」


「その反面おかしなこともあるんだよ」
「どんなこと?」
「お金さえ稼げば働かなくても許されるってこと」
「働かなくてもお金は稼げるの?」
「そうだよ、マネーゲームっていうやつね」
「お金で遊ぶの?」
「そうだよ、お金さえあれば働かなくても良いってこと」
「変な社会なんだね」


「そしてボランティア活動というのがあってね
活動をしている人たちは尊敬されているんだ」
「ボランティア活動って?」
「お金という報酬を貰わないで働くことだよ」
「見返りを求めないで働くって素晴らしいね」


「だからお金のない社会は大人の社会と言えるんだよ」
「ボランティア活動と同じなんだね」
「そうだよ、見返りを求めない人たちばかりなんだよ」
「奪い合いから与え合いの社会へと言うことなんだね」


「『子どもは得るために知恵を使い
大人は与えるために知恵を使う』そう言うことだ」

早く義務教育を卒業したいですね。



「お金のない社会に興味のある人は多いみたいよ」
「そうだね♪」
「でも、もっと話題にする人が増えてもいいのにね」
「未知の世界を話題にすることは難しいかもね」


アメリカにしても中国にしてもEUにしても
もちろん日本にしても経済は行き詰っているよね
それでも経済は正しいと思ってるのかな〜?」
「経済活動が自然を破壊したことも知っているのにね」


「お金の問題ではなくお金の使い方が問題だと言う
そういう議論もあったけどお金で解決することなの?」
「いくらお金はあっても解決しないよ」
「正しいお金の使い方で解決できないの?」
「それは出来ないね、お金が悪いのではなく
お金がないと何もできないシステムが悪いんだよ」


「じゃあ、解決方法は?」
「お金の存在を無くすこと(笑)」
「やっぱりね〜♪」


「人間の将来を考えるとお金の存在は障害になるんだよ」
「そう言えば自然にはお金は存在しないって言ってたね」
「人間の生活必需品はすべて自然からの恵みなんだよ」
「自然にお金を払う必要がないのならお金は要らない?」
「そう言うこと(笑)」


「自然と共存して自然を守りたいのならお金は要らない」
「お金のために自然や人の心まで荒廃してしまった(涙)」
「やはりお金のない社会の実現は必然と言えるんだね」


・ひつぜん【必然】(ヤフー辞書より)
必ずそうなること。
それよりほかになりようのないこと。
また、そのさま。「―の帰結」


「みなさんも真剣に考えてみませんか♪」
「子どもたちが安心して生きていける将来のために」