生きることが楽しい社会4(会話シリーズ)

直感やひらめきを考えると
脳の働きについていろんなことを想像しますよね。


「脳が情報をもらう?」
「そうだよ、脳は発信も受信もできるんだよ」
「脳が無線機みたいなことができるの?」
「そうだよ♪」
「テレビやラジオみたいなもんだね(笑)
直感とかひらめきもその一種なの?」
「そうだよ」


「そういうことが自然とできるの?」
「お金の要る社会では損得勘定で生きるでしょ?
損得勘定のために使っているからできなかったの」
「損得勘定がなくなるとできるようになるの?」


「損得勘定で考えている時って雑音が多い状態ね
例えば大勢の雑談の中から一人の声を聞くようなもの」
「雑談の人数が少ないほど声が聞こえやすいんだね」


「瞑想もその一つだけど本当の自分とつながるとか
宇宙とつながって一体感になるとかいろいろあるよ」
「瞑想って難しいの?」
「普通の生活をしながらでもできるよ」
「静かな状態はなかなかできないよ」
「周りの状況に惑わされないように心を静寂にすればいいよ」


「頭の中で『あ〜だこ〜だ』って考えるからダメなんだ(笑)」
「考えることは止められないけどね、
考えることをシンプルにすればいいんだよ」
「シンプルに考えるって?」


「だから損得勘定で考えないことって言ったじゃないか(笑)」
「そうだね(笑)」
「プラス思考はとっても役に立つんだよ」
「マイナス思考はあ〜だこ〜だって考えるからね(笑)」
「誰もがすぐにできることはないけど脳次第だね」


「コツがわかれば簡単な気がする」
「脳が持っている能力がすべて引き出されればいいね」
「お金の要る社会は考えることが多いからね〜(笑)」
「それはそれで成長のために必要だけどね」

「次のレベルの成長が必要なんだね」



「お金のない社会なら勉強の内容も変わるよね?」
「経済の仕組みを学ぶことはないよね(笑)」
「理科も算数も国語も社会ももっと簡単がいいな」
「教室の中だけではなく体験学習が増えるだろうね」


「百聞は一見に如かずと言われたことがあるけど」
「確かに、いくら聞いても一度見れば理解は早いね
でもね
百見は一体験に如かずという言葉もあるからね」


「体験しなきゃわからないことは多いよね?」
「喜怒哀楽の感情は体験しない限り無理だからね」
「どんな体験をしたらいいんだろう?」
「人がやりたがらないこともやっておきたいね」


「学級委員とかトイレ掃除の当番とか?」
「そうだね、人としてどう生きるかも学べるね」


「大人になってもいろんな仕事をしたほうがいいよね」
「お金の要る社会なら営業とか接客がいい勉強だよ」
「相手の立場で考えるクセがつくんだね」


「いろんな人の気持ちを考えて生きているとね
不思議なことが起きてくるんだよ」
「どんなこと?」
「相手の気持ちがよくわかるの」
「空気を読むってよく言うけど心を読むって感じ?」
「そうね、表現はいろいろだけどまだ次があるんだよ」


「次って?」
「いろんな人の立場を経験しているから
自分の中にいろんな人の立場の自分がいるの」
「・・・・?」
「自分一人でも多くの人と会話できるってことよ(笑)」


「そりゃあ便利だ(笑)」
「そして・・・」
「そして? まだ次があるの?」
「うん、自分以外の存在とお話する練習が出来る♪」


「自分以外とお話できるといいよね」
「単なる便利だという訳じゃないからね」
「ほかに何かあるの?」
「宇宙は一つだと感じるんだよ」


「宇宙は一つだと感じるって?」
「宇宙は自分だということ」
「誰でも宇宙の一部だって知ってるじゃないか」
「知っているのに戦争や殺人をするのはなぜ?」


「一人一人自分を主張しているから?」
「そうだよ、知ることより感じることが大切なんだよ」
「すべてを自分の事のように感じることなんだね」
「そういうこと」
「いいな〜、こんなの学校じゃ教えないよね(笑)」


「人が進化するためには体験で学ぶことが必要なんだ」
「気付くことは大切だって聞いたことがあるよ」
「そうだね、気付きは成長のきっかけを作るからね♪」



「お金のない社会がどんな社会か話したけど
退屈だと思う人はいっぱいいるんじゃないかな?」
「お金の要る社会は競争社会だからね(笑)」


「競争が好きなんだろうね」
「競争の楽しみ方がたくさんあるからね」
「競争は成長のためにもなるって言うからね」


「競争の悪い面って何だろう?」
「競争は勝ち負けの仕組みを作ってしまうよね」
「勝ち負けが良くないんだろうか?」
「相手の気持ちを考えたらどうだろう?」
「勝負に勝って優越感を感じる喜びもあるよ」


「他人との競争より自分との競争のほうがいいって
以前言ってたよね?」
「他人との勝負に負けても嬉しいことってあるでしょ?」
「以前より自分のレベルが上がったって感じよね」
「自分の夢や目標に近づいていると実感できるんだね」


「そういえば夢が実現すると成功者と言われるよね」


・せいこうしゃ【成功者】-日本国語大辞典
目的を達成した人。多くは、事業などに成功して
地位や富を得た人をいう。


「成功者の多くはお金持ちだと思わない?」
「お金持ちになることが成功者だと思ってる人もいるよ」
「お金は自由を得るための道具だと言う人もいるから
夢や目標を達成させるためにお金を求めるんだろうね」


「お金のない社会の成功者はお金を必要としない?(笑)」
「お金のない社会の成功者はどんな人だろう?」
「人から感謝される人?」
「人から必要とされる人?」
「人に喜びや希望や夢を与えられる人?」
「あまり努力しなくても成功者になれる気がする(笑)」


「自然の中で働くとすべての存在が成功者に見えるよ」
「すべての存在って?」
「木や草や虫や鳥、空気や水や土などすべての存在よ」
「すべてが完全ですべてが必要とされているってことね」


「人間は自然に必要とされているんだろうか?」
「人間社会では簡単に成功者になれるのにね」
「自然にも必要とされる人にならなきゃいけないね」
「もっと地球に触れることをしたほうがいいよ」
「野菜作りや草引きもできるだけやったほうがいいんだね」
「そうだよ」