生きることが楽しい社会3(会話シリーズ)

「お金のない社会は素晴らしいと思うけど
なぜ、みんなはお金を大切にするんだろうね?」
「お金があるから秩序が保たれていると信じてる
そう思っている人は多いよ」


「お金は便利な道具だと思っている人も多いよね」
「便利だから大切だとは限らないよ(笑)」
「お金がなくなることの不安って何だろう?」
「お金の要る社会からお金のない社会へ移行する
そうすると誰も働かなくなると思っているかもね」


「現実がそうだから?(笑)」
「現実ではお金が貰えないと何もしないよね」
「お金のない社会だったら関係ないのにね」
「理解してもらうにはどうすればいいの?」


「江戸時代の人に飛行機や携帯電話の話をして
理解してもらうこととどちらが難しい?(笑)」
「どちらも難しいね〜(笑)」


「お金のお陰で文明は発達したと言う人もいたよ」
「そっか〜♪お金がね〜♪
すべては人間のお陰なんだけどね(笑)」
「お金は何も作ってはくれないんだよね(笑)」


「お金がないと何も出来ないシステムだからね」
「お金がなくても人は何でも出来るのにね」
「バカなシステムを変えようと思わないんだろうね」
「人間って本当に困らないと変えようとしないんだよ」


「本当に困ったらって?」
「危険が自分のこととして考える危機感かな?」
「大震災や大津波の被害を思い出したよ」
「経済活動でも人の命はいっぱい失われたからね」
「経済戦争と言われるくらいだから」


「経済大国のアメリカでさえ借金大国で破綻しそう」
「お金の流通はもうダメだね」
「お金の流通より心の流通が大切なんだね」
「助け合いにお金はないほうがいいんだよ」
「助け愛と言うくらいだからね」


「人と人とがもっと交流することが必要だね」
「そのためにはお金はなくしたほうがいい」
「たったそれだけのことなのに」
「人間も自然と同じようにシンプルがいいね」
「お金のない社会は夢の世界じゃないよね」



「お金のない社会は世界が同時じゃなきゃ
実現しないって誰かが言っていたよ」
「日本だけお金を廃止することは出来ないと思うよ
世界から軍隊を無くすことに似ているからね」


「一斉に廃止できないのならどうすればいいの?」
「まず日本がお手本になることだと思うよ」
「お手本って?」
「日本が軍備を無くすより簡単なことだけどね
地域通貨って知っているだろ?」


「地域だけにしか通用しないお金のことでしょ?」
「そうだよ、
日本国内だけしか通用しない通貨を作るんだよ」
「新しく通貨を作るってもったいないよ」
「通貨といっても電子マネーだよ、ポイントだよ」
「形のない単なる数字だね(笑)」


「貢献ポイントという電子マネーを使うの」
「お金のない社会と違うんじゃないの?
お金が貢献ポイントに変化しただけじゃないか?」


「お金の要る社会からお金のない社会へは
順番に通過しなければならない過程が要るんだよ」
「通貨と通過ってダジャレ?(笑)」
「だね(笑)」


「日本国内ではポイントがお金の代わりになるけど
ポイントは資産運用や財テクに使えないんだよ」
「単なる支払いのみってことね?」
「そしてベーシック・インカムを導入するんだよ」
ベーシック・インカムって?」


・ベーシック‐インカム(ヤフー辞書より)
所得補償制度の一。
すべての国民に、政府が生活に足る一定額を
無条件で支給するもの。


「すべての国民にポイントを支給するんだよ」
「そうすれば誰もお金で困る人はいないんだね?」
「そうだよ、すべての国民が健康で生活出来るよ」


「それで日本が世界のお手本になれるの?」
「外国との取引にはお金は使うけどね
日本は一つの家族という考え方を知ってもらうんだよ」
「家族はお金のやり取りはしないもんね」


「そして次のステップがあるんだよ」
「次のステップって?」


・・・次のステップは想像できますか?・・・


「日本がお手本になって、次のステップは?」
「世界中が注目することは想像できるよね?」
「過去になかったシステムだから注目するでしょ」
「同じことが出来ないかの問い合わせが多くなるよ」


「日本と同じことが出来るんだろうか?」
「それはね次のステップを提案すると実現できるよ」
「どんな提案するの?」
「それは世界が一つの家族になるんだよ」


「言葉も文化も風習も生き方も違うのに?」
「そんなこと関係ないんだよ」
宗教戦争だって起きてるじゃないか」
「そのために日本がお手本になる必要があったんだよ」


宗教戦争と日本のお手本と関係あるの?」
「日本はいろんな宗教が存在するのに平和に生活してる
互いを認め合い互いを尊重するお手本なんだ」
「日本人の助け合いの精神に沿った生き方なんだろうね」


「どこの国でも物が満たされるわけじゃないよ」
「たしかに何かを輸入しなきゃ国が成り立たないと思う」
「そこで次の提案するんだよ」
「何を?」


「日本の最新技術をすべての国に提供すること」
「どんな技術?」
「砂漠の緑化、海水の淡水化、最新医療、林業や農業
車や電気製品などの生産、循環型社会システムなど」


「日本と同じような国にすることなの?」
「そうだよ」
「世界中が日本のようになったら汚染は問題ないの?」
「中国のような国が世界中に広がると困るけどね(笑)」


「だから日本がお手本にならなきゃいけなんだね?」
「よくわかったね(笑)」


「それでも国によって得て不得手があるんじゃないの?」
「そこから本当の助け合いが始まるんだよ」
「物余りの国から物不足の国へ物流が起きるんだね?」
「そうだよ」


「できるだけ自国ですべての自給自足の努力するけど
不足する物は余る所から補ってもらうんだよ」
「だから、お金の要る社会では実現出来ないんだね?」
「そうなんだよ、お金のない社会はすべての者と物が
自由に移動できるからなんだよ」


「それに必要なものを必要な量だけ作れば良いしね」
「お金の流通から心の流通の意味がわかったよ(笑)」


「世界が一つになったら国境はどうなるの?」
「国境はあってもなくても関係ないよ」
「何で?」
「自由に出入りできるんだから(笑)」
「文化も風習も尊重すれば誰も嫌がる人はいないよ」


「そうなると戦争も紛争も飢餓も貧困もなくなるね」
「助け合いってそう言うもんだよ」
「簡単なことが出来なかったことが不思議なんだね」