爺ちゃんとミノル(92)

「命のある菌は地球も人間も健康にしてくれるんじゃ」
「やっぱり菌ってすごいんだね。お爺ちゃんはそれをどうしてたの?」
「町内でおばちゃん連中を集めて生ゴミリサイクルの話をしたり、善玉菌の普及活動をしたんじゃ」
「そんなに良いことを今はやらないの?」
「とっくにやめたど」
「どうして?」
「お婆ちゃんに言われたんじゃ」
「何て?」
 
 
「いい加減に仕事を探してって(笑)」
「善玉菌の普及って仕事じゃなかったの?」
「お金が儲からんからの~」
「お金が儲からないと仕事じゃないの?」
「生活するには生活費が要るじゃろうが」
「あ~そういうことか」
「じゃからその時も思ったんじゃ」
「何て?」
「お金のない社会ならええのにのうって(笑)」
「なるほどね~。そういうことなんだ」
 
 
参考
<有効微生物群体験談集一覧表>
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/10006/