もったいないともったいない

もう何年も前の話なんだけどね。
「もったいない」と「もったいない」の話です。

僕が新車で友人宅へ行った時。
「イスのビニールはまだ外さないのか?」
「うん、汚れたら困るから」
「いつまで付けておくんだ?」
「できるだけ外さないようにするよ」
「もったいないじゃないか」
「だって汚れたらもったいないじゃないか」

友人曰く・・・
「ふわふわのシートの感触が味わえないじゃないか」
と言うことです。
使ってるうちにふわふわ感が無くなってくるんですよ。
もったいないの話はいっぱいありますよ。

ある主婦が30万円もする鍋のセットを買って使わないんです。
「今ある鍋が壊れたら使うつもりよ」って。
今ある鍋が壊れるまで20年以上かかるだろうね。

羽毛布団をお付き合いで数十万円で買った人も言ってましたね。
今の布団がダメになったら使うって。

知り合いの人は戴いたメロンを置いていたんだって。
すぐ食べたらもったいないからって。
そしたら置いていたことを忘れてね。
気が付いたら腐って食べられなかった。

高価なものほどもったいないと思う。
でもね
物は使われるためにあるんだよね。
自分が使わないんなら誰かにあげればいいと思う。

使ってももったいないと思い
使わなくてももったいないと思う。

日本には物が多すぎるんですよ。
なぜだかわかりますか?
物を作らないと経済が成り立たないからなんです。
そんな経済はもうやめませんか?


ところで・・・
大食い大会の番組は困ったもんだね。
あの番組を飢餓で苦しんでる人たちに見せたらどうなる?
お金を株取引して儲ける番組を貧困の人たちが見たら?
「そんなに余っているんなら私たちにも分けてください」
そんな叫びが聞こえませんか?
いずれバチが当たると思うよ。