きっかけはベーシック・インカム(生きるための経済)ですか?

・・・生きるために経済は必要か?
人間社会になぜお金は必要なのか?
お金は無くても
助け合って生きていけることは出来ないのか?


ベーシック・インカムが話題になっています。
人間社会にはお金は必要だと言う視点での考え方です。
お金の世界から逃れられないのなら名案だと思います。


でもね
お金の無い世界から見るとじれったいのです。
「助け合って生きていくのにお金は必要ないのに」って。


ベーシック・インカムの概要を知ってもらうため
講演録の一部を引用させてもらいます。
http://bijp.net/sc/article/27


現代社会は今後、この焦点をめぐって揺れ動くことに
なるでしょう。そして問題をさらに掘り下げてみると、
これはマネーについての考え方の対立であることが分かります。
マネーは特権と権力の行使を可能にする神秘的な呪力を
発揮するものという考え方。そうではなくて、マネーは
万人が人間らしい生活を自由に享受するために社会の連帯
から生まれた生活インフラの一種であり、マネーによって
人間は美しく楽しい不安なき人生を生きることができるという
考え方。この二つの考え方の対立なのです。


社会的な実験が容易になることにその最も重要な意義がある
ことを強調しておきたいと思います。


生産の目的は消費である。 通貨はこのことを円滑に実現する
ために発行される。 即ち通貨は、(1)人々の間の潜在的需要を
マネーに裏打ちされた有効需要に変え、(2)消費のための生産
を促進する目的で供給される。 その発行は直前の四半期の
国民経済計算のデータに基づき、企業と一人ひとりの国民に
供給される。


生産の目的は消費なのだから、経済においては生産と消費が
均衡して、プラスマイナス・ゼロであることが望ましい。
そこで、国家は勤労者/消費者に対し所得保証を実施する
だけでなく、需要ギャップが生じた場合には、それに等しい
割合で小売価格を一律に引き下げることを小売り部門に要請する。
そして、割り引いた分は、後で国立銀行によって小売部門に
補償される。


とにかくベーシック・インカムが月50万円ではインフレに
なっちゃうし、月1万じゃ経済循環の支えになる役目を果たさない、
やはりどこかに目安があるだろうと思います。」



・・・生きるために経済は必要か?
お金はなぜ必要なのか?
お金は無くても助け合って生きていけることは出来ないのか?
僕はそちらに知恵を出し合うべきだと思います。


そして、このベーシック・インカム
変化のきっかけになればいいと思います。