心の中にタイムカプセルがありませんか?(4)

「人の心も頭に支配されちゃあね〜」
「頭に支配される?心が?」
「頭って思考のことだよ」
「それくらいわかってるよ(笑)」
「頭は何のために使ってるの?」
「そりゃあ生きるためでしょ」


「生きるために心がそっちのけになっているんだよ」
「そりゃあ生きることが最優先されるでしょう」
「問題なのは生き方考え方なんだよ」
「なぜそこが問題なの?」
「お前は自分さえ良ければいいって思ってる?」
「僕なりには思ってないと思うよ」
「じゃあ貯金してる?」
「そりゃあ貯金くらいはするでしょ」
「誰のために?」
「そりゃあ自分のためや家族のためじゃないの?」


「問題はそこなんだよ」
「自分を守り家族を守ることは自然のことじゃないの?」
「自然とはね、すべてのために自分を活かすことなんだよ」
「なるほど。人間は自分のためにすべてを利用しているね」
「そう、逆なんだよ」
「逆だから困ることって?」


「思考を使うことが素晴らしいことだと勘違いしてね
心の中まで見つめることすら出来なくなっているんだよ」
「・・・・」
「例えるとね。水槽の底に書いてある字もきれいな水なら
簡単に読めるけど、水が濁っていれば底すら見えないだろう」
「な〜るほど」
「音楽で例えると静かなクラシック音楽を大音響で鳴り響く
ロックコンサートで聴くようなものだね(笑)
「な〜るほど」
「波動は感じるものだから思考が邪魔するんだよ」


「要するに心の中は波動を感じるのと同じだと言うこと?」
「そう言うこと」
「んで?レベルとの関連は?」
「人の意識のレベルが低いと思考重視なんだよ。
ストレスも多いし、不健康になるし、心の病もね」
「タイムカプセルの存在がわかっても内容が理解できない?」
「そう言うこと」


「内容を理解することは難しいね〜」
「一人ひとり違うけど共通点はあるよ」
「それは?」
「すべてのために」
「え?」
「すべての人はすべてのために存在するってことだよ」
「それで?」
「それを思考の中心にして思考を使うと心の中まで見えるよ」
「それで雑音が少なくなってくるんだ」
「そういうこと」


心の中にまだまだ自分の知らない情報が入っているはず。
経験や人との会話の中に気付きが教えてくれるみたいです。
雑談は日常生活では必要なことだけど
雑音にならない雑談はやりたいですね。