大きな勘違い「成功者と達成者」

「人生で成功したいって言ったことがあったな?」
成功哲学を学ぼうと思ったことがあるよ」


成功哲学(せいこうてつがく)とは、
目標を達成するための
思想や手法を法則化したものである。
成功とは、
自立や心の解放など抽象的・精神的な成功を
意味することもあれば、富や名声といった
現実的・世俗的な成功を意味することもある。
ウィキペディアより)


「お前の成功とは何だ?」
「僕は欲しいものをすべて手に入れることかな?」
「欲しいものは何だ?」
「人がうらやむような家に住み、一生働かなくても
好きな生き方が出来る収入かな?」


「それがお前の成功か?」
「そうだよ」
「それは成功とは言わんよ」
「じゃあ何て言うの?」
「成功者ではなく達成者だ」
「達成者?」
「夢や目標を達成した人のことなんだよ」


「じゃあ成功者って何だよ?」
「自分の功が成し遂げることが出来た人なんだ」


いさお【勲/功】
りっぱに仕事をなしとげたこと。名誉ある功績。
(ヤフー辞書より)


「功徳って知ってるか?」
「くどく?」
「簡単に言うと良い行いだ」
「成功者と功徳は関係があるの?」
「大有りだよ」


「どんな関係があるの?」
「人は人の役に立つために生まれてきたんだ」
「で?」
「自分という個性を活かして
人から感謝してもらえる生き方をする。
それが出来る人が成功者と言えるんだよ」


「自分のための夢や目標が達成したのは
成功ではなく達成だと言うの?」
「そうだよ。
誰かが自分を必要としてくれるだけで
成功者だと言えるんだ」


「簡単じゃないか」
「そう。簡単なことなんだよ。
お金の無い社会はそれが出来るんだよ」
「何で?」
「お金を稼ぐ必要がないからなんだ。
自分が出来ることで社会貢献すること。
それが生きるための最低条件だからなんだよ」