次元上昇はお金から心へ

「この夏は節電の話はなかったよね」
熱中症になったら困るからじゃないの?」
「去年より暑い日が続くんだもの」
「節電しなくても電気は足りているんだね」


「電気を使うことが悪を感じたことがあるよ」
「電気を使うと温暖化が止まらないからって」
「電気を使うことが悪いんじゃないと思うよ」
「どうして?」
「だって電気のほうが環境に良いじゃないの」


「電気は生活になくてはならないものよね」
「電気を使うことが悪いのではなく
電気を作る発電方法が悪いって事じゃないの」
「環境を汚さない発電にすればいいのよ」


「ところで、お金は人間社会に必要なものなの?」
「お金は人間が考えた最高のアイテムだよ」
「お金は便利なだけで副作用が多過ぎるよ」
「それって必要悪ってこと?」


・ひつようあく【必要悪】(ヤフー辞書より)
よくないことではあるが、組織や社会などにとって、
やむをえず必要とされること。


「身近なことでけっこう必要悪ってあるよね」
「人間の成長にも必要悪ってあるの?」
「たとえば?」
「こんなこと聞いたことがあるよ


病気があるから健康の有り難みがわかる
だから病気は必要なもの
戦争があるから平和の有り難みがわかる
だから戦争は必要なもの


何だか変よね」


「人間が成長するとお金はなくなるってホント?」
「お金の要るシステムの中で生きてるからね」
「どう成長すればいいの?」
「簡単なことなんだけどね」
「で?」


「経済はお金が流通しないと成り立たないのよ」
「お金は血液のように例える人は多いよね」
「それが大きな間違いの元なのよ」
「人間社会は助け合いの社会だよ」
「助け合いに募金活動をするでしょ?」
「募金は良いことじゃないか」
「これが成長できない理由なのよ」
「わかんないな〜?」


「健康の体は血液の流れは大切よね」
「もちろん」
「血液の流れ以外にどんな流れがあるか知ってる?」
「お金ではないことは確かだけど(笑)」
「氣よ」
「気?」
「どっちでもいいけどね(笑)」
「気持ち次第でどうにでもなるんだものね(笑)」


「助け合いに何が必要なの?」
「お金?」
「そんなアホな」
「人?」
「そうでしょう」
「人はなぜ動くの?」
「助けたいと言う気持ちで動くんでしょ?」
「お金がもらえないと誰も動かないよ」
「だからね、お金が障害だって言ってるのよ」


「お金はないと困るけど
お金がないと何もできない社会がいけないの?」
「お金は必要悪の一つとも言えるのよね」
「必要悪はないほうがいいの?」
「必要と言えど悪は悪なのよ」
「お金を無くして困ることないの?」
「その反対よ、困ることがないの」


「その代わり社会が混乱すると思うけどな」
「それはお金が原因じゃないのよ」
「じゃあ何?」
「人の心なの」
「助け合いにお金は要らないって言ってたよね」
「人間社会は助け合いの社会って誰もが言ってるよ」
「お金を持ち込んだから逆に混乱したんだね」


「お金さえあれば助けることができると思ってるの」
「本当は人が必要なのにね」


「人はお金で動くのではなく心で動くのよ」
「損得勘定ではなく尊徳感情で動くってことだね(笑)」
「次元の違う話ができれば次元上昇になる?」
「そうね♪」
「お金の流通から心の流通だ♪」