桃太郎の考えと鬼の意見

おとぎ話でも視点を変えるとおもしろいですよ。
桃太郎のストーリーは誰もが知っている鬼退治。


鬼ヶ島で鬼との戦いで勝利をおさめ、
鬼が奪っていった財宝を持って帰るのですが、
チョット考えてみると不思議なことに気付きます。


鬼が人間の財宝を奪ってどうするのでしょう?
人間社会にしか使えない財宝が何の役に立つの?


鬼の視点で考えて見ましょう。
あるおとぎ話の鬼さんの意見です。


「人間たちは金銀財宝で苦しんだり奪い合ったり
 ケンカしたりしてる。
 俺たち鬼はそんなものは無いから
 みんな平和に暮らしてるんだよ
 だから人間たちも金銀財宝が無くなれば
 みんな平和になれると思った」


桃太郎はどちらの生活が良いんだろうと悩むんです。
お金がないと文明社会は壊れると思いますか?
そんなことはないんですよ。


お金があるのが当たり前だと思っていたこと。
お金が無くなるなんてありえないと思っていた。
常識なんて人間が勝手に作ったものなんです。