小説の下書きを書いてみよう(4)

稔は「大人も子供も夢や希望の持てる世界は出来ないの?」と思った。
そう言えばお父さんからこんなことを言われたことがあった。
それは「お金がないと何も出来ないからお金は大切にしなきゃいけないよ」と。


「やっぱりお金は希望や夢を叶えるために必要なんだ、だから経済を活性化させてみんなにお金が行き届くようにしているんだ」それでも「お金がないと何も出来ないって変じゃない?」という疑問も湧いてくる。


その疑問をインターネットで検索してみた「お金がないと何も出来ないって変じゃない?」と。
そうすると「はっきり言って世の中は金です」「お金があれば大抵の事が出来ると言えますよ」「物々交換や善意のみでは生活できないよ」「お金が安心や信頼をもたらしてくれます」「お金(仕事)がないと結婚もできません」


なんとお金の大切さを力説するコメントが多い。すごかったのは「人間は動物と違ってお金というものを使って文明社会を作ったんですよ」とお金を使う人間の素晴らしさを強調していた。


人間が動物より優れているって学校で聞いたことはあるけど、「本当にそうなの?」と言いたくなった。それは「地球をこんなに壊して住みにくい環境を作ったじゃないか」「お金がないと何も出来ないなんてやっぱり変だよ」と。


稔は「大人の人でも僕と同じように疑問を持ってる人はいるんじゃないかな〜?」と期待しながらいろんな掲示板を捜し求めていると「物々交換が無くなったらお金は無くなるよ」というコメントが目に入りました。


この世の中はお金のおかげで物々交換から開放されて便利な社会になったと教わってきたのに。「物々交換が無くなったら」と言うことは「今の社会は物々交換の社会なの?」と新たな疑問が湧いてきた。