資産と負債

お金の要る経済活動の中では
資産と負債という言葉があります。
資産には家や土地などの不動産があります。
こんなニュースがありました。



>「命の危険感じる」近隣住民襲う竹林 
相続の80代、資金が底…管理に限界 
放棄は法で認められず
5/7(月) 9:41配信 西日本新聞
「家の裏の崖から竹が落ちてくるんですよ。
命の危険すら感じます。
でも誰も取り合ってくれなくて」。
特命取材班にSOSが寄せられた。
現場では確かに危険を感じた。
ただ、取材を進めると
「手放したくても手放せない」、
土地所有権の問題に行き着いた。
(中略)
足が悪く、とても自分で処分はできない。
年金生活で業者を雇う余裕もない。
「もう諦めました。事故があったら
刑務所にでも入れてください」。
女性は目に涙を浮かべていた。



要約すると
80代の女性が相続した山のそばにある家から
「竹が家に倒れて家が壊れて命の危険があるから
竹をなんとかして欲しい」
という苦情に対して
「親戚からお金を借りて対処したけどこれ以上
対応できるだけのお金はないので手放したいけど
どこも引き取ってくれない」
という問題です。
所有権を廃止すれば解決するんですけどね。



相続した人にとっては不動産は資産になります。
努力して得た資産ではないけど
固定資産税を払わなければいけません。
借金をしていないのにお金は要ります。
しかも
管理義務が生じてきます。
自分で管理できる能力があればいいけど
出来なければ
お金を払って管理をしてもらいます。
そこでもお金は要ります。



都会でも同じような話はあります。
相続した土地や建物に相続税がかかり
サラリーマンの収入では到底払えることが出来ず
代々受け継いできた家と土地を手放さなければ
いけない。



負債とは
金品を借りて返済の義務を負うことですが
資産を持っている人からすれば
税金を払う行為は負債を返す行為と同じです。



資産家に憧れる人は多いけど僕は思わないよ。
お金持ちになったら
「お金の苦労をしないでのんびり暮らせる」
と言うけどね。
お金のない社会になったら
誰もが
「お金の苦労をしないでのんびり暮らせる」
よ。



人の体も資産です。
体の資産を維持するためにもお金は要ります。
お金がないと生きていけないからです。
誰も負債を負っていないのに
誰もが負債を負って生きているような世界です。
お金の要る社会の欠点でもあります。



世界平和とお金のない世界を作ります。
「世界平和提案書」
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