雑談会第十九回(成長意識)

「テレビで何度もニュースやってることだけど
 難民問題を取り上げて話し合ってるみたいね」
「ところで難民ってどういう人たちなの?」


「難民条約の定義を調べたら
 人種、宗教、国籍、特定の集団の構成員、政治
 的意見を理由に迫害されている人たちだって、
 厳格に言うと、紛争や内乱は難民の理由に当た
 らないそうよ」
「日本は難民の受け入れは少ないんでしょ?」
「どのくらいいるんだろう?」


「調べたら2016年のデータしかなかったけど
 難民認定を申請した外国人の数が10901人
 難民として認定した人数が28人だったよ」
「1万人以上いるのに28人。少ないんだね」
「だから日本にももっと難民を受け入れなさい
 って言う国や人たちがいるんだって」


「難民問題を解決する方法は難民を受け入れる
 ことなの?」
「僕は違うと思うよ。一時的には良いけど」
「何が違うの?」
「何ごとも根本原因を解決しないとムリだよ」
「根本原因って?」
「難民になる原因は何なの?」


「貧困がほとんどだと思うよ」
「難民の定義に貧困は入ってないでしょう」
「貧困の中で助け合うのは仲間だと思うんだよ
 生死を共にする仲間を守るために他を排除する
 そういう意識があるんじゃないかと思うんだ」


「それで貧困を無くせば解決できると思うの?」
「すべての人が衣食住が満たされて健康的に生活
 が保証されるのなら排他的にはならないよ」
「たしかに」
「しかも、周りの国や人との関係が無くなると
 今の衣食住が保証されないのなら周りの国や
 人を大切にするんじゃないの?」
「たしかに」
「いまの日本もそれに該当するんじゃないの?」


「そうだよね、日本は自国だけで衣食住が満た
 される保証なんてないもの、外国から輸入し
 なくちゃいろんなものが作れないからね」
「すべての国が衣食住を満たすために何が良い
 か、それを実現する方法があるんだよね」
「よくぞ聞いてくれた(笑)」
「国際支援団の活躍ね」
「そう世界平和提案書に書いてあるよ」


「世界平和提案書」
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5018/
「ユーチューブ用」
https://www.youtube.com/watch?v=B0F-eObp8UA