「気になる話があるんだけどね」
「何々♪」
「奴隷の話だよ」
「いきなり奴隷の話？どうしたの？」
「会社員は奴隷だって誰かが言ってたよ」
「そもそも奴隷って何？」
＜コトバンクより＞
人格としての権利と自由をもたず，
主人の支配下で強制・無償労働を行い，
また商品として売買，譲渡の対象とされる
「もの言う道具」としての人間のこと
「辞書で調べた奴隷とは当てはまらないよ」
「だよね、じゃあなんで奴隷と言うんだろう？」
「個人の自由意志や自由行動を阻害されるとか」
「どうなんだろうね、社長でも会社員でも働く
ってことはある意味奴隷と言えるかも？」
「どういうこと？」
「お金の要る社会では利害関係で考えるよね」
「そうね、自分に利益がないと動かないとか」
「経営者は客のために動き、社員は社長のため
に動くという考え方はどう？（笑）」
「そんなので奴隷って言えるの？（笑）」
「個人の行動は自分の意思で動くよね」
「その行動が個人の意思に反することだったら
個人は辛いってことよね」
「辛いと思うから奴隷って思うんだろうか？」
「今思い出したんだけどね母親のこと」
「奴隷の話と関係あるの？」
「あるよ、母親は赤ちゃんの奴隷じゃないの？」
「なんでそんなことを思うの？」
「赤ちゃんのために２４時間働いているよね」
「そうだよね」
「母親は赤ちゃんのために自由がないでしょ？」
「父親にも責任があるんじゃないの？」
「そりゃあそうだけど、おっぱいをあげるのも
おしめを替えるのもほとんど母親だよ」
「そうだね〜」
「母親って赤ちゃんの奴隷だけど神のようでも
あると思うよ」
「母親が神様？（笑）」
「だって、赤ちゃんの生死は母親次第だよ」
「そりゃあそうだ」
「母親って赤ちゃんの奴隷だけど神様である」
「チョット大げさだね（笑）」
「これが母性愛だね」
「人って誰かの役に立つことをしたいんだよ」
「そうね、それを奴隷と見るかどうか？」
「それが辛かったり苦しかったりはイヤだね」
「誰かの役に立つことが感謝になれば良いね」
「自分を活かせることが嬉しいんだよね」
「それが自由に出来る社会を作ろうよ」
「お金を稼がなくても良い世界ね（笑）」
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