爺ちゃんとミノル(86)

「そうじゃろう?波動転写器が普及すりゃあ病気が無くなるかも知れんって船井幸雄さんが言うちょったの~」
「ふないゆきおさんって?」
「もう亡くなった人じゃがの経営コンサルタントをやっちょった人なんじゃ」
「この人がすごい人なの?」
「波動のこともよう知っちょったど。本もいっぱい読んだし講演も何回も言ったのう」
「転写器ってすごいんだ」
「波動の低いものでも相性を合わせると害が少のうなる気がするど」
「どう言うこと?」
 
 
「例えばじゃのう。薬を飲む時自分の右手から薬に情報を入れて飲むと自分の体に合った薬になる気がするんじゃ」
「どうしてそう思うの?」
「薬が飲みやすいし副作用みたいなのが起きんのんじゃ」
「それは良いな~。自分と相性が合うかどうか分かる方法ってあるの?」
「そりゃあオーリングテストっちゅうのがあるど」
「オーリングテスト?」
「そうじゃ。ミノルは右利きか?」
「うん」
「じゃあ右手の親指と人差指でオッケーとリングを作ってみ」